昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


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金川式活桑育器のびん(2)

以前金川式活桑育器を紹介したことがあるが(こちらを参照)、このびんには違うデザインのものも存在していた。私が持っていたのはびんの下部に二箇所の刳り込みがあるのだが、それがないタイプもあったのである。それがこれ。高さ81ミリ。
f0205097_2212730.jpg

エンボスくっきり。下の方がやや窄まった形をしている。
f0205097_2214361.jpg

このびんはquokkaさんからお譲り頂いたもの。出所はご実家の屋根裏からで、木箱にゴロゴロ入った状態であったそうだ。しかも箱の底に敷かれていたのは昭和14年の新聞! それにしてもこんなものが出てくるなんてスゴイなあ~。quokkaさん、貴重なびんをありがとうございました! 宝物にします!



さて、このびんの出自は一体どんなものだったのか。幸い実用新案の番号が分かっているので、特許電子図書館で調べてみた。

それによると、このびんは昭和11年5月26日出願、公告は同年10月10日。出願人は兵庫県神崎郡粟賀村の金川作治氏。『稚蚕條桑育用水揚器』という名で登録されている(※)。
その書面を見てみると、『実用新案ノ性質、作用及効果ノ要領』として、『給興セシ桑葉ヲ萎涸セシメス條桑ヲ簡単ニ而モ完全ニ水揚活桑シ育蚕ノ真髄ニ合致セシメルト共ニ労力桑葉ノ節減計リ以テ優良繭ノ安価生産ヲナス目的ヲ以テ本案ヲ創始セルモノナリ』とある。
この後もとにかく大時代的な文章が並んでいるのだけど、要約すると、
・中央に穴の開いたゴム製の蓋をし、桑の枝を水漏れすることなく挿せること、
・蓋に引っ掛かり部分を付けたことで確実に嵌まり、水漏れを防げること、
・転がらないようにびんを楕円柱型にしたこと、
などが画期的であったらしい。図も付いていて判りやすい(↓)。
f0205097_2234251.jpg

本文では『口縁部ニ引掛カリヲ設ケ…』という説明で蓋の構造を説明しているが、現物がネジ栓になったことで密栓の方法は解決したものと思われる。
f0205097_2242362.jpg


quokkaさんのおかげで、養蚕用のびんコレクションがまた一つ増えた。今後は実用新案250383号のびん、23470号の緑バージョン、幻の(?)茶色い養蚕びんなどを探していく予定。



※ちなみに『條桑育(条桑育)』とは、桑の葉を枝付きのまま蚕に供する飼育法である。摘み葉を与えるよりもはるかに労力を省くことができ、増産に繋がるということで、盛んに行われたという。
また、稚蚕とは、孵化後間もない一齢~三齢程度の幼虫を指す。非常にデリケートで、その飼育には高度な技術を要する。
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by isohaetori | 2011-02-09 22:27 | 昆虫以外の趣味 | Comments(2)
Commented by 尚 nao. at 2011-02-10 20:34 x
コアな分野での蒐集が進んでいるようですね(笑)

それにしても実家の屋根裏にゴロゴロというのがすごい!
でも、考えてみれば母親の実家にも屋根裏があって
子供の頃に侵入したら蚕飼育の道具とかがあった気がします。
もうその時点で止めてから長く経ってましたし
子供だったので壜のこととかまるで気がつきませんでしたけど
もしかしたら、どこかにこの手の壜があったのかも?(笑)
Commented by いそはえとり at 2011-02-11 09:14 x
尚 nao.さま
養蚕道具があったのですか! もしかしたらびんもあったかもしれませんねー。
私も長崎の祖父宅を探ってみたい…(笑)