昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


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ハードコア好蟻性ハネカクシ

高度な社会性昆虫であるアリ類に依存した生活をする(好蟻性)昆虫は数多いが,特にその多様性の高い分類群はハネカクシ科甲虫であると考えられる.アリの社会への依存度は種によってさまざまで,中にはアリのコロニーで生活することに高度な特殊化を遂げ,寄主であるアリから直接給餌されるまでになった妙なやつもいる.そんな好蟻性ハネカクシの中でも特におかしな奴を以下に紹介したい.

まずはLomechusa emarginata(チェコ産).季節に応じて,ヤマアリ属Formicaとクシケアリ属Myrmicaの巣を行き来していると思われる.こういう季節ごとの寄主転換という性質は,どういうきっかけと道筋で進化してきたのだろうか.不思議だ.
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Lomechusoides strumosus (スロバキア産).これはヤマアリにつく種.
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この仲間は日本の高地にもいて,このタカネアリノスハネカクシL. suensoniもヤマアリ類の巣から採れるという.これは頂き物.
f0205097_21553445.jpg

この類はいずれも腹部に怪しげなtrichome(毛茸)がもさもさと生えており,いかにもアリをメロメロにする物質が分泌されていそうである.聞くところによると,こいつらは普段アリさんから口移しで餌を食べさせてもらっているらしい.その幼虫も同様にホストのアリから給餌を受けており,時にはアリの幼虫を食うことさえあるそうである.こういうキテレツな生態,ちょっと見てみたい気がする.『蟻マシン』でアリごと飼えるだろうか….それ以前に,まずはこのハネカクシを採らなければ話にならないんだけど.
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by isohaetori | 2011-02-18 22:01 | 標本