昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。
by isohaetori
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金の背文字
先日の観察ではコナラの葉ばかりを眺めていたのだが、帰り際にサクラ(ソメイヨシノ)もそれとなくチェックした。といっても何か目的があるわけではなく、葉裏で雨やどりをしている様々な虫をただ眺めていたのである。
そんな中、葉裏に見つけたジンガサハムシの一種は見慣れぬ雰囲気のやつだった。背面の一部が鮮やかな金色に輝き、特に鞘翅の盛り上がったあたりは光る「X」の文字を背負っているように見える。この仲間の常として、鞘翅と前胸背板の外縁は透明で、下の脚が透けて見えている。なんという美しいハムシだろう…としばし見とれた。当然写真も撮ったが、私の腕ではこの光輝を表現できない。悔しい。
乏しい知識を総動員した結果、これは岩田久二雄先生が『自然観察者の手記』で紹介していた、セモンジンガサハムシではないだろうか、ということに思い至った。あの記事は私のお気に入りで、何度も読み返していたので記憶に残っていたのである。確か『セモンジンガサハムシの金の背文字』というタイトルで、飼育した時の様子が事細かに記録され、かなり珍しい種であるとも書かれていたはずだ。そして、珍しい割には飼育が簡単で、よく殖えるということも。
その気になって探すと、この虫は次々に見つかりだした。ここではそれほど少ないというわけではないようだ。せっかくなので私もこの可愛らしい虫を飼いたいと思い、5匹ほどをびんに収め、桜の枝とともに持ち帰った。
帰宅後、大きめのガラスびんの中に桜の枝葉を入れ、この美しい虫を放った。♀が数匹入っていたようで、すぐに産卵を始めた。卵は薄茶色の柔らかい膜で保護され、糞でカモフラージュされている。
岩田先生によると、卵期は一週間以上とのことで、イガイガの幼虫が孵化するのはしばらく先になりそうだ。
そんな中、葉裏に見つけたジンガサハムシの一種は見慣れぬ雰囲気のやつだった。背面の一部が鮮やかな金色に輝き、特に鞘翅の盛り上がったあたりは光る「X」の文字を背負っているように見える。この仲間の常として、鞘翅と前胸背板の外縁は透明で、下の脚が透けて見えている。なんという美しいハムシだろう…としばし見とれた。当然写真も撮ったが、私の腕ではこの光輝を表現できない。悔しい。
乏しい知識を総動員した結果、これは岩田久二雄先生が『自然観察者の手記』で紹介していた、セモンジンガサハムシではないだろうか、ということに思い至った。あの記事は私のお気に入りで、何度も読み返していたので記憶に残っていたのである。確か『セモンジンガサハムシの金の背文字』というタイトルで、飼育した時の様子が事細かに記録され、かなり珍しい種であるとも書かれていたはずだ。そして、珍しい割には飼育が簡単で、よく殖えるということも。
その気になって探すと、この虫は次々に見つかりだした。ここではそれほど少ないというわけではないようだ。せっかくなので私もこの可愛らしい虫を飼いたいと思い、5匹ほどをびんに収め、桜の枝とともに持ち帰った。
帰宅後、大きめのガラスびんの中に桜の枝葉を入れ、この美しい虫を放った。♀が数匹入っていたようで、すぐに産卵を始めた。卵は薄茶色の柔らかい膜で保護され、糞でカモフラージュされている。
岩田先生によると、卵期は一週間以上とのことで、イガイガの幼虫が孵化するのはしばらく先になりそうだ。
by isohaetori
| 2011-05-14 21:39
| 飼育