昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


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蜂の暮らし断片

昨日は川島さんと房総の蜂を見て回った。いつもの海岸と、いつものお寺。今日はそのお寺の境内で観察した事をいくつか、備忘録としてここに書き留めておきたい。

現場についたのはお昼すぎで、すでに日差しが強く照りつけてじりじりと暑い。境内の堅い地面にはナミツチスガリの開けた竪坑が無数にある。しゃがんで地表を眺めていると、時々コハナバチの類を狩って戻る姿が見られる。
少し見えにくいが、体の下にコハナバチを抱いている。獲物の触角を大顎で噛んで保持するのが、彼らの流儀のようだ。
ナミツチスガリ1

巣穴に戻ってくる。しかしハナダカバチのような敏速さはない。巣穴の入り口を忘れてしまうのか、もたもたと同じ場所を飛び巡ったり、他の穴と間違えたり、いかにも鈍くさい感じである。着地もどこか不器用で、そこがかえって愛らしいと思う。
ナミツチスガリ2

このコロニーには彼らの敵が何種類かいて、ひとつは寄生バエ、もうひとつはルイスヒトホシアリバチである。これは日陰で休んでいるオス。
ヒトホシアリバチ2

このアリバチは暑いうちは飛ばず、陽が翳ったときや夕方の涼しい時になると姿を現し、活発に活動を始める。メスはひたすら歩き、オスは地表すれすれを飛び回りながらメスを探す。数十匹のオス蜂がふわふわと地表を飛び交う様は壮観だ。
メスはツチスガリの穴を覗きこんでは侵入を試みる。もちろん産卵が目的なのだろうが、残念ながらこの日は寄生を成功させる現場をおさえることはできなかった。これは穴に入ろうとするところ。
ヒトホシアリバチ1

一方、オスはメスを探しまわるのが仕事である。匂いでその存在を感知するのだろう、近くにメスがいると分かると飛ぶのをやめ、今度は早足で歩きながらメスを追いかける。オスがわらわらとかたまっている周辺をよく探すとたいていメスがいる。オスは匂いには敏感だが、あまり目はよくないらしい。目の前をメスが歩いているのに、それに気がつかず擦れ違ってしまうことがしばしばある。
ツチスガリの巣穴に侵入しようとするメスに、
ヒトホシアリバチ4

オスが迫る。しかしハナダカバチもそうだったが、メスは後脚を上げ、体を丸め、これを拒否する。
ヒトホシアリバチ3

彼らがどういうタイミングで交尾をするのかが気になるところ。おそらく羽化したての処女蜂をオスが抱えてさらっていくのだろうが、そうした場面にはまだ出会っていない。


この日嬉しかった蜂のひとつがこちら。ホソツヤアリバチ。
ホソツヤアリバチ

境内にはトウキョウヒメハンミョウとコハンミョウがおり、それらの幼虫に寄生していると思われる。岩田先生は、「虎穴に入る二種のツヤアリバチ」と題して、その狩りの仕方を詳しく述べておられるが、その観察眼の鋭さには心底恐れ入る。私もかけらくらいでいいから、その眼力を分けてもらいたいものだ。

以上、備忘録終わり。
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by isohaetori | 2012-07-20 22:41 | 昆虫採集・観察(陸) | Comments(2)
Commented by 尚 nao. at 2012-07-22 02:00 x
おもしろいですね〜。
ナミツチスガリは獲物を麻痺させて運んでいるんですよね?
それでも長い触覚は気になるんでしょうかね。
顔や胸のあたりをサワサワされると気持ち悪いとか(笑)

そういえば、こちらも今日というか昨日
ミンミンゼミの鳴き声を聞きました。
それより何日か前、一声だけヒグラシが鳴きましたけどね。
Commented by isohaetori at 2012-07-23 00:11
尚 nao.さま
このナミツチスガリはハナバチ類の触角を噛んで運びますが、獲物のどこを顎で噛むかは、種類によってある程度決まっているようです。マルモンツチスガリもハナバチの触角を噛み、キスジツチスガリはゾウムシの前脚を噛んで運びます。サワサワされるのが嫌なのかどうかは分かりません(笑)。
いずれも尻針を打ち込んで、麻痺させた状態で運搬します。