昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。
by isohaetori
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
以前の記事
2019年 08月2019年 07月
2019年 06月
2017年 02月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 09月
more...
最新のトラックバック
リンク
さぼってばかりの虫屋日記
2006年5月から2009年4月まで書かれた、このブログの前身です。
ひよこまめ雑貨店
妻のこまもの作り日記。
[むし・生き物] (五十音順)
IM
inkの缶詰
宇治虫
じゅじゅちゃんのダンゴムシ日記
植物学リソース
断虫亭日乗
日常の領収書
博物学日誌
ふらっとばぐずろぐ
みどりもの
湊和雄のデジタル南島通信
虫けら屋の「ちょっと虫採り行ってくる!」
虫の棲む星
無鉄砲無節操伝
メレンゲが腐るほど恋したい
るどるふ 甲虫採遊記
Lepido and Scales
[海・ガラス・雑貨など] (五十音順)
アルビレオの観測所
BLOG*海から陸へ…
海福雑貨(メインサイト)
海福雑貨 雑記帳
海山日和
川原の一本松
sea amberを探して
しゅんぴー趣味の記録
ジリジリ
手作り作品アレコレ。
どんとこい!磯古事記
猫に小判
hiroimono
ブルーグリーンの誘惑
平成ボトル倶楽部日記
ボトルシアター
marone
[研究室・企業]
東京農業大学昆虫学研究室 岡島・小島ゼミ
やままゆ書房
メールはこちら。☆を@に変えてください。
isohaetori☆gmail.com
写真や文章の無断転載は禁止します。
Copyright © 2009-2019
Hiroki Ono All Rights Reserved.
2006年5月から2009年4月まで書かれた、このブログの前身です。
ひよこまめ雑貨店
妻のこまもの作り日記。
[むし・生き物] (五十音順)
IM
inkの缶詰
宇治虫
じゅじゅちゃんのダンゴムシ日記
植物学リソース
断虫亭日乗
日常の領収書
博物学日誌
ふらっとばぐずろぐ
みどりもの
湊和雄のデジタル南島通信
虫けら屋の「ちょっと虫採り行ってくる!」
虫の棲む星
無鉄砲無節操伝
メレンゲが腐るほど恋したい
るどるふ 甲虫採遊記
Lepido and Scales
[海・ガラス・雑貨など] (五十音順)
アルビレオの観測所
BLOG*海から陸へ…
海福雑貨(メインサイト)
海福雑貨 雑記帳
海山日和
川原の一本松
sea amberを探して
しゅんぴー趣味の記録
ジリジリ
手作り作品アレコレ。
どんとこい!磯古事記
猫に小判
hiroimono
ブルーグリーンの誘惑
平成ボトル倶楽部日記
ボトルシアター
marone
[研究室・企業]
東京農業大学昆虫学研究室 岡島・小島ゼミ
やままゆ書房
メールはこちら。☆を@に変えてください。
isohaetori☆gmail.com
写真や文章の無断転載は禁止します。
Copyright © 2009-2019
Hiroki Ono All Rights Reserved.
カテゴリ
昆虫採集・観察(海)昆虫採集・観察(陸)
クモ・多足類
その他の生き物
飼育
ビーチコーミング
標本
本・論文
WEB
道具・工作
日常
昆虫以外の趣味
雑話
タグ
コウチュウ目(108)ガラス製品(106)
ハチ目(64)
海岸性昆虫(58)
ハネカクシ科(32)
チョウ目(19)
らくがき(18)
その他の虫(17)
ゾウムシ科(15)
オサムシ科(14)
ハエ目(13)
ボトルディギング(13)
バッタ目(13)
カメムシ目(13)
へんなもの(11)
ねこ(11)
鳥(9)
タマムシ科(9)
コガネムシ科(9)
音楽(9)
ナミビア(9)
園芸(8)
道具・機材(7)
漂着種子(6)
アリ(5)
好蟻性昆虫(5)
ネジレバネ目(3)
天文(3)
泥めんこ(3)
両性類・爬虫類(2)
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
造形の妙
ニッポンハナダカバチBembix niponicaの繭。砂粒と糸で作り上げられた、自然の芸術品。
この繭はとても堅いので、少々強くつまんだ程度では潰れない。また防水性もあり、何時間でも水に浮かんでいることができる。ハナダカバチが好んで営巣するような不安定な砂地の環境ではこの性質が効果を発揮し、洪水などで繭が洗いだされても、中の蛹は無事なままで新天地に辿りつく…といったシナリオが想像される。
繭の外周には、ごく小さな孔がぐるりとほぼ等間隔で作られている。私の手元にある数個の繭を見る限りではだいたい10個前後の孔があるが、実際には結構ばらつきがあるものらしい。これは呼吸に関係があると言われているが、かといって孔が繭を貫通しているわけでもない。孔のある位置を繭の内側から見ると、わずかに内張りが盛り上がっているのが認められるだけである。しかし、わざわざ手間をかけて作るからには、何がしかの機能はあるのだろう。
ところで、写真のこの繭からはハナダカバチではなく、意外な虫が脱出してきた。この寄生者にはたぶん誰も気づいていなかったのではないかと思われたので、もう一つのネタと併せ、川島さんと共著で短報にした。
この繭はとても堅いので、少々強くつまんだ程度では潰れない。また防水性もあり、何時間でも水に浮かんでいることができる。ハナダカバチが好んで営巣するような不安定な砂地の環境ではこの性質が効果を発揮し、洪水などで繭が洗いだされても、中の蛹は無事なままで新天地に辿りつく…といったシナリオが想像される。
繭の外周には、ごく小さな孔がぐるりとほぼ等間隔で作られている。私の手元にある数個の繭を見る限りではだいたい10個前後の孔があるが、実際には結構ばらつきがあるものらしい。これは呼吸に関係があると言われているが、かといって孔が繭を貫通しているわけでもない。孔のある位置を繭の内側から見ると、わずかに内張りが盛り上がっているのが認められるだけである。しかし、わざわざ手間をかけて作るからには、何がしかの機能はあるのだろう。
ところで、写真のこの繭からはハナダカバチではなく、意外な虫が脱出してきた。この寄生者にはたぶん誰も気づいていなかったのではないかと思われたので、もう一つのネタと併せ、川島さんと共著で短報にした。
by isohaetori
| 2013-08-19 19:00
| 飼育