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昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


by isohaetori

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甲虫学会大会2013(二日目)

大会二日目。

非常に眠いが早めに起きて、ホテルの部屋で少しだけ発表の練習をする。
学会発表では、演者はたいてい聴衆の方を見ながらそらで喋るものだが、人前であがってしまう私にはそんな芸当はできない。福富さんみたいに笑いを取ることなんてもっと無理だ。大事なのは聞き取りやすく、分かりやすい発表をすることであって、時々原稿を読みながらだっていい、セリフを度忘れして沈黙したり噛みまくったりするよりはずっとマシだと考え、ダサイのは承知でカンペをお守りに話すことにした。気がつくと8時を過ぎていて、慌ててタクシーで大学まで行った。

二日目の朝は同定会からスタート。気になっていた干潟のトリッセムスを野村先生に見てもらったら、ものの数十秒で解決した。よかった。ハネカクシ部門はたいへん混みあっていて、私が持ち込んだ標本を見てもらうことはできなかった。いつか機会をみて依頼をしよう。

私の一般講演の出番はなんとか無事に終わった。話が支離滅裂になったり時間を超過するという事態は避けられた(やっぱり噛んでたけど)。私はこういう学会発表は初めてだし、大御所の先生方は大勢いらっしゃるし、聴衆は予想以上に多いし、なかなか緊張した。しかし、いざやってみると発表自体は楽しく、事前の準備から本番までの作業はものすごく勉強になるものだった。やってよかった。

私は分類の話が大好きなので、いろんな分野の形態分類の話をワクワクしながら聴いた。分類群を問わず、ゲニの内袋反転は完全にメジャーな手法になったようだ。そんな小さい虫のも反転させられるのかと驚く。どんな技を使っているのだろう。ラブ大の人はみんな習得しているんだろうか。内袋反転ワークショップをどこかでやってほしい。
発表を聞いているとみんなあまりにも優秀で、ついそんな人たちと自分を比べてしまうが、無駄に悲しくなるだけなので精神衛生上よろしくない。目標にしよう、と思うにとどめる。


甲虫学会大会2013(二日目)_f0205097_22403087.jpg午後のシンポジウムは伊豆諸島の甲虫がテーマで、興味深く聴いた。荒谷さんの話はやっぱり面白い(写真)。今回もかなり大胆な話が出てきて驚いた。伊豆はロマンあふれる場所だ。私もいろんな島の海岸を調べてみたい!


小集会はハネカクシの会に出席。林さんにできたての検索表を頂いた。かなりのボリュームで、作成の苦労が忍ばれる貴重な資料。しかし、これがあれば難しいヨツメが同定できるようになる! などといい気になるのは間違いで、やはり相当な修行が必要なのは確かである。これから修業しよう。

ハネ会が終わり、二日間の大会はおしまい。充実した時間はあっという間だった。来年は倉敷で開催とのことだが、果たして行けるだろうか。
by isohaetori | 2013-11-24 23:55 | 日常