人気ブログランキング | 話題のタグを見る


昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


by isohaetori

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

以前の記事

2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2017年 02月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 09月
more...

最新のトラックバック

twitter

www.flickr.com
isohaetori's items Go to isohaetori's photostream

リンク

カテゴリ

昆虫採集・観察(海)
昆虫採集・観察(陸)
クモ・多足類
その他の生き物
飼育
ビーチコーミング
標本
本・論文
WEB
道具・工作
日常
昆虫以外の趣味
雑話

タグ

(108)
(106)
(64)
(58)
(32)
(19)
(18)
(17)
(15)
(14)
(13)
(13)
(13)
(13)
(11)
(11)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(8)
(7)
(6)
(5)
(5)
(3)
(3)
(3)
(2)

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

自然・生物
カメラ

画像一覧

ハナダカバチ2014

昨日は川島画伯と砂蜂観察に出た。場所は毎年チェックしているニッポンハナダカバチの営巣地で、今季初めての訪問である。
時期を逸してはいないかと心配だったが、むしろ今までに見たことがないほど多数の雄蜂が乱舞していた。雌蜂は巣穴を掘り始めたくらいのタイミングで、巣作りや狩りの活動がピークになるのは、むしろこれからのようだ。

他の多くの狩蜂でもそうであるように、ハナダカバチでも雄蜂が先んじて現れ、雌を求めて地表を高速で飛び回る。甲高い特有の羽音があたりに満ち、砂浜の一角が急に賑やかになる。穏やかに晴れた日、浜に腰をおろし、いきいきと飛び交う美しい蜂を眺めるのは楽しい。

しかし、蜂の方にはそうのんびりしている余裕はなく、雄は相手探しに躍起になっている。雌蜂を見ると反射的に追いかけ、交尾を迫る。
巣穴を掘っている雌に、二匹の雄が飛びかかってきた。

hanadaka1

hanadaka2

上の一匹は一瞬で離脱。
雌が腹を曲げて拒否の姿勢をとっているのがわかる。

hanadaka3

hanadaka4

もう一匹も飛び去った。この間、およそ二秒足らず。ハナダカバチは基本的に諦めが早いのだ。

hanadaka5

落ち着いて穴掘りを再開する雌蜂。

hanadaka6

この作業が終わると、幼虫の餌となるハエ類を狩ってくるはずだ。この営巣地ではミズアブやキンバエを餌とすることが多く、アメリカミズアブを狩ることもあるようだが、どんな外見や大きさであれ、獲物は双翅目に属する虫に限られる。似たような姿の蜂もいるのに、ハエという分類群をちゃんと見分けているのが不思議だ。

もっと納得のゆく写真が撮りたいので、都合がつけば来週も再訪する予定。
by isohaetori | 2014-06-18 19:42 | 昆虫採集・観察(海)