昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。
by isohaetori
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写真や文章の無断転載は禁止します。
Copyright © 2009-2019
Hiroki Ono All Rights Reserved.
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これから
会社を辞める決意を固めた。
理由はたくさんある。
まず、体を壊したくなかったということ。
ずっと園芸業界に身を置いていたが、今の私の職場は、控えめに言ってもあまり楽な現場ではなかった。今までは若さで乗り切ってきたものの、このまま続ければ早晩(身も心も)壊れる、と判断せざるを得なかったのだ。なお、今の職場の体質や問題点について思うところは山ほどあって、それも大きな要因なのだが、「黒い」話になるのでここでは書かない(お察し下さい)。
ふたつめは、上記の理由により、自分の気持ちに余裕がなくなってきたこと。
わーい、仕事は楽しいなあ、と自分を騙しながら働くのも限界にきた。繁忙期に差し掛かると休日は仕事で潰れることもよくあるし、休める日にも疲れきって死んだように寝ていたりする。夢に見るのも仕事のことばかりになった。休日に早朝から採集に出かけるなんて、もう体がついていかないので無理。いつしか虫採りからも遠ざかってしまい、私は何のために働いているのだろう、という気持ちが大きくなっていった。
みっつめは、何よりもこれが一番重要なのだけれど、独立して自分の好きなもので商売をしたくなったということ。つまり開業だ。
園芸屋も好きな仕事ではあったが、やはり私は根が生き物屋なのだった。虫をはじめとした自然全般が好きすぎたのだ。昆虫標本、鉱物、骨、不思議な植物の種子といった自然物や、自然科学系の本や、生き物モチーフの雑貨がぎっしり詰まったお店を作りたい。そんなお店で自然の面白さをお客さんと共有したい。販売の仕事をしているうちに、そんな妄想がどんどん大きくなっていった。そして様々な要因とタイミングが重なり、会社を飛び出すには今しかない、という結論に達した。少し前に上長に自分の意向を伝え、諸々の調整があり、つい先日、10月中に退職することが正式に決まった。
今の会社がどんなにひどい環境であれ、勤めてさえいれば安定した収入は確保できる。わざわざそれを捨てて、成功するかどうかもわからない雑貨屋を始めるなんてあまり利口でないのも確かである。
しかし自分の好きなことを追及したいという気持ちには勝てなかったのだ。それに、何かに挑戦して失敗しても、33歳という今の年齢なら何とか挽回できるだろうし、何より自分で決めた上での結果ならば後悔もしないだろうと思ったのである。
私は元々あまり思い悩むたちではないので、そういうことを考え始めるとすぐ、やけにあっさりと退職を決めてしまった。それに最近の職場は先行きが急速に怪しくなってきており、ぐずぐず悩んでいる暇があまりなかったというせいもある。沈み行く船からの脱出を早いうちに決断したのは正解だったと思う。
あちこち歩き回りながら検討した結果、出店する地域は小田急相模原周辺に決めた。お世話になっている海福雑貨さんもあるし、最近は個人経営の素敵な雑貨屋さんや作家さんが増えつつある、これから有望な地域である。
今はお店作りを一から始めるために必要な下調べや手続き、商品の選定、引っ越しの準備などに追われている。将来に対する不安は大きいが、自分の好きな道に踏み出せると思うと楽しみでもある。元々私はバカ一歩手前というくらいの楽天家なので(バカそのものかもしれない)、まあ何とかなるだろう、くらいの気持ちで気楽に構えている。
この話を打ち明けてから、周囲の方々からは暖かい励ましのお言葉をたくさん頂いた。意外なことに、バカなことはよせ、などとは誰も言わなかった。そんなわけで、これからは遠慮なく、全力で趣味に生きようと心に誓ったのだった。
その反面で悲しいのは、こちらでできた友達と離れてしまうということだ。親友と言える人もいて、そうした人の支えなしでは今の仕事は続けられなかったと思う。引っ越すといっても地球の裏側へ行くわけじゃないんだし…と思うことで、その寂しさをなんとか紛らわせているところである。
退職が決まり、引っ越し先も決まったけれど、肝心の店舗物件はまだ見つからない。しかしあまり焦ってはいない。運や縁ってあるものだし、のんびり探そうと思っている。
少し時間はかかっても、納得のゆく楽しいお店を作りたいと思っているので、開業したらぜひ遊びにきてください。
理由はたくさんある。
まず、体を壊したくなかったということ。
ずっと園芸業界に身を置いていたが、今の私の職場は、控えめに言ってもあまり楽な現場ではなかった。今までは若さで乗り切ってきたものの、このまま続ければ早晩(身も心も)壊れる、と判断せざるを得なかったのだ。なお、今の職場の体質や問題点について思うところは山ほどあって、それも大きな要因なのだが、「黒い」話になるのでここでは書かない(お察し下さい)。
ふたつめは、上記の理由により、自分の気持ちに余裕がなくなってきたこと。
わーい、仕事は楽しいなあ、と自分を騙しながら働くのも限界にきた。繁忙期に差し掛かると休日は仕事で潰れることもよくあるし、休める日にも疲れきって死んだように寝ていたりする。夢に見るのも仕事のことばかりになった。休日に早朝から採集に出かけるなんて、もう体がついていかないので無理。いつしか虫採りからも遠ざかってしまい、私は何のために働いているのだろう、という気持ちが大きくなっていった。
みっつめは、何よりもこれが一番重要なのだけれど、独立して自分の好きなもので商売をしたくなったということ。つまり開業だ。
園芸屋も好きな仕事ではあったが、やはり私は根が生き物屋なのだった。虫をはじめとした自然全般が好きすぎたのだ。昆虫標本、鉱物、骨、不思議な植物の種子といった自然物や、自然科学系の本や、生き物モチーフの雑貨がぎっしり詰まったお店を作りたい。そんなお店で自然の面白さをお客さんと共有したい。販売の仕事をしているうちに、そんな妄想がどんどん大きくなっていった。そして様々な要因とタイミングが重なり、会社を飛び出すには今しかない、という結論に達した。少し前に上長に自分の意向を伝え、諸々の調整があり、つい先日、10月中に退職することが正式に決まった。
今の会社がどんなにひどい環境であれ、勤めてさえいれば安定した収入は確保できる。わざわざそれを捨てて、成功するかどうかもわからない雑貨屋を始めるなんてあまり利口でないのも確かである。
しかし自分の好きなことを追及したいという気持ちには勝てなかったのだ。それに、何かに挑戦して失敗しても、33歳という今の年齢なら何とか挽回できるだろうし、何より自分で決めた上での結果ならば後悔もしないだろうと思ったのである。
私は元々あまり思い悩むたちではないので、そういうことを考え始めるとすぐ、やけにあっさりと退職を決めてしまった。それに最近の職場は先行きが急速に怪しくなってきており、ぐずぐず悩んでいる暇があまりなかったというせいもある。沈み行く船からの脱出を早いうちに決断したのは正解だったと思う。
あちこち歩き回りながら検討した結果、出店する地域は小田急相模原周辺に決めた。お世話になっている海福雑貨さんもあるし、最近は個人経営の素敵な雑貨屋さんや作家さんが増えつつある、これから有望な地域である。
今はお店作りを一から始めるために必要な下調べや手続き、商品の選定、引っ越しの準備などに追われている。将来に対する不安は大きいが、自分の好きな道に踏み出せると思うと楽しみでもある。元々私はバカ一歩手前というくらいの楽天家なので(バカそのものかもしれない)、まあ何とかなるだろう、くらいの気持ちで気楽に構えている。
この話を打ち明けてから、周囲の方々からは暖かい励ましのお言葉をたくさん頂いた。意外なことに、バカなことはよせ、などとは誰も言わなかった。そんなわけで、これからは遠慮なく、全力で趣味に生きようと心に誓ったのだった。
その反面で悲しいのは、こちらでできた友達と離れてしまうということだ。親友と言える人もいて、そうした人の支えなしでは今の仕事は続けられなかったと思う。引っ越すといっても地球の裏側へ行くわけじゃないんだし…と思うことで、その寂しさをなんとか紛らわせているところである。
退職が決まり、引っ越し先も決まったけれど、肝心の店舗物件はまだ見つからない。しかしあまり焦ってはいない。運や縁ってあるものだし、のんびり探そうと思っている。
少し時間はかかっても、納得のゆく楽しいお店を作りたいと思っているので、開業したらぜひ遊びにきてください。
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