昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


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カテゴリ:飼育( 25 )

ウスタビガの繭その後

以前拾ってきたウスタビガの繭から、カリカリという音がし始めた。(3月1日)
f0205097_22102735.jpg


大きなヒメバチが、繭の上部に穴をあけようと頑張っていた。こういうのは繭から出てくる瞬間を見てみたいし、写真にも収めたい。しかし今は色々と立て込んでおり、虫ばかり眺めているわけにもいかず、まだ出てこないだろうと踏んでしばらく放置。翌日もまだ出てきそうになく、気の短い私は再び放置。

そして音がし始めてから二日後の朝。
f0205097_2212251.jpg


…出てた。まあそんなことだろうと思ったよ…。

しかしずいぶん早い羽化だった。室内の温度で生育が早まってしまったのだろう。
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by isohaetori | 2016-03-04 22:27 | 飼育

ドングリ食いのハマキガ

昨年の12月17日のこと。拾ってきたコナラのドングリから、いもむしが出てきているのに気がついた。おなじみのシギゾウの幼虫ではなく、何らかのガの幼虫だった。
f0205097_200029.jpg


はて、ドングリ食いのレピは一体何かしらんと思い、せっかくなので羽化するまで見届けてやろうという気になった。そのへんの湿った土をタッパーに入れ、幼虫を放り込む。翌日見ると幼虫の姿がなかったので、無事に土に潜ったものと判断し放置した。

年も明けた3月19日、例の容器の中に、小さなガが忽然と現れていた。室温に置いていたため、通常よりはだいぶ早い羽化だろうと思う。
f0205097_2003417.jpg


たいへん地味なガだが、ストロボをあてると僅かに紫色っぽい金属光沢が現れた。うーん、渋い美しさだ。
ガのことはさっぱりわからないが、調べてみるとクロサンカクモンヒメハマキCryptaspasma trigonanaに近いように思う(断定はしない)。クロサンカクモンヒメハマキは落葉広葉樹林では普通に見られるようで、幼虫は他の昆虫が穴を開けたドングリに入り込み成長するという。
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by isohaetori | 2015-03-27 20:02 | 飼育

オオウスバカゲロウ(4)

オオウスバカゲロウの幼虫は、過去に何度か飼育を試みたものの、その度に失敗してなかなか成虫まで育て上げることができなかった。たいてい冬越しがうまくいかないのだった。
この幼虫写真は昨年の7月に撮ったものだが(おかげで白バック撮影が下手)、残念ながらこの個体も冬を越せなかった。頑健そのものといった印象のアリジゴクすら育てられないなんて…と、己の飼育下手っぷりにはほとほと呆れるばかりである。

20130708


しかし、今年はなんとか一匹羽化させることができた。とはいえ長期の飼育ではなく、7月中旬に採集した終齢幼虫がしばらくして繭を紡ぎ、つい先日羽化した、というだけのことである。だからちゃんと育てたというにはほど遠い。それでも、飼育ケースの中に巨大なウスバカゲロウが突如として出現した時には嬉しかった。

oousuba


脈翅類はこの眼も素敵である。闇夜でも獲物を精確に捉える高感度な器官。

oousuba2


猫も杓子も白バックという時代になり、撮影する側としてはやや飽き始めているのだけれど、虫の全体像を鮮明に伝えるのに適した方法であるには違いない。こだわればなかなか難しい手法であるし、極めるまでにはまだ時間がかかりそうなので、今後も修行を続けていきたい。


過去記事:
茶碗むし(オオウスバカゲロウ)
オオウスバカゲロウ(2)
オオウスバカゲロウ(3)
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by isohaetori | 2014-08-28 19:40 | 飼育

造形の妙

ニッポンハナダカバチBembix niponicaの繭。砂粒と糸で作り上げられた、自然の芸術品。

mayu

この繭はとても堅いので、少々強くつまんだ程度では潰れない。また防水性もあり、何時間でも水に浮かんでいることができる。ハナダカバチが好んで営巣するような不安定な砂地の環境ではこの性質が効果を発揮し、洪水などで繭が洗いだされても、中の蛹は無事なままで新天地に辿りつく…といったシナリオが想像される。

繭の外周には、ごく小さな孔がぐるりとほぼ等間隔で作られている。私の手元にある数個の繭を見る限りではだいたい10個前後の孔があるが、実際には結構ばらつきがあるものらしい。これは呼吸に関係があると言われているが、かといって孔が繭を貫通しているわけでもない。孔のある位置を繭の内側から見ると、わずかに内張りが盛り上がっているのが認められるだけである。しかし、わざわざ手間をかけて作るからには、何がしかの機能はあるのだろう。

ところで、写真のこの繭からはハナダカバチではなく、意外な虫が脱出してきた。この寄生者にはたぶん誰も気づいていなかったのではないかと思われたので、もう一つのネタと併せ、川島さんと共著で短報にした。
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by isohaetori | 2013-08-19 19:00 | 飼育

新しいペット

クロカタゾウムシがいなくなり、棚が寂しくなってしまったので、新たな愛玩昆虫を拉致してきた。たまたま家のドアを開けたところで遭遇したヒメシロコブゾウムシである(運の悪いやつ…)。
クズの葉でよく見かけるシロコブゾウムシに比べてやや小型で、「こぶ」は控えめ。
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家の前に茂っているオカメヅタで毎年姿を見かけるので、どうやらこれを食草としているらしい。実際、その若い葉っぱをケースに入れてやるとよく食べる。うんうんと頷くような仕草で無心に葉をかじっている様は可愛らしく、見ていて心が和む。騒がず飛び回らず、いつものんびりしているのもよい。虫を飼うならやはり草食の生き物に限る。


名前は、「ヤーコブ」と「しらたま」のどちらにしようか迷っている。
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by isohaetori | 2013-05-20 23:55 | 飼育

シロヘリハンミョウ蛹

結果の良し悪しは別にして,ようやく決算棚卸が終了した.もう少ししたら一息つけるはず.


昨年採集したシロヘリハンミョウの幼虫が,いつの間にか蛹になっていた.しかも眼は黒くなっていて,既に体も黄色い.羽化が近いようだ.飼育容器は管瓶に湿らせた砂を詰めただけの簡単なものだが,それでも充分に飼えるということが分かった.

シロヘリハンミョウ蛹

背面からは何本も棘が出ており,蛹室の壁面に体が直接触れないような作りになっている.それにしても蛹というものは美しい.
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by isohaetori | 2012-06-13 23:48 | 飼育

クロカタゾウムシ

我が家の数少ないペットのひとつ、クロカタゾウムシ。これもJK君の石垣島土産。
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カタゾウムシは、以前美麗なものを色々紹介したことがあるが、こちらは真っ黒で地味な種類。しかし、それを補ってあまりあるほどの可愛らしさがある。体が堅いという防衛手段を持っているからか、実にのんびりとしているのだ。ゆっくりと歩き、ゆっくりと餌を食べ、時々「こつん」と音を立ててケースの天井から落ちる。何かにびっくりして逃げ出す時も、「これで急いでんのか?」と疑問に思えるほどのとろくささである。

普段は餌としてリンゴ、ニンジンなどを与えている。マテバシイの葉もかじるようだ。飼ってみるとかなり長寿だそうで、カブトムシなんかよりは長く付き合える虫といえる。
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by isohaetori | 2011-12-02 21:50 | 飼育

ヤエヤマサソリ

JK君からの石垣島土産その2、ヤエヤマサソリ。
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非虫屋の方には意外に思われるかもしれないが、実は日本にも二種のサソリが生息している。

そのうちの一種、このヤエヤマサソリは尾が短く、毒針も申し訳程度についているのみ。毒性は低く、刺されても実害はあまりないらしい(だからといってくれぐれも「試し刺され」はしないように!)。

また、本種は単為生殖をすることが知られており、メスは単独で仔を産む。JK君によれば、「たらふく食わせていると、いつの間にか子供を背負っている」とのこと(母虫は、産んだ仔をしばらく背中に乗せて生活するのである)。ならば、ぜひその様子を見てみたい。
しかし私は絶望的なまでに虫の飼育が下手な人間である。あまり期待し過ぎず、しかし注意深く飼うことにする。
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by isohaetori | 2011-11-11 18:42 | 飼育

アシブトメミズムシ

石垣島帰りのJK君から、お土産の虫が届いた。
生きたアシブトメミズムシNerthra macrothoraxである。九州以南の砂浜に生息する肉食のカメムシで、体長は8ミリほど。地味で平たい。顔つきはタガメやコオイムシに似たカメムシ顔である。この虫には以前からあこがれていたので、実に嬉しかった。
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噂に聞いていた通り、仕草がいちいち可愛らしい虫であった。チョコチョコと歩き、ひっくり返すと長い後脚でくるりと器用に起き上がる。某企画の標本図版用にと思って頼んでおいたのだが、あまりの可愛らしさにたちまち情が移ってしまい、〆られなくなってしまった。
今は砂を入れたタッパー容器で飼育している。餌はそのへんで採ってきたワラジムシやダンゴムシ。本来の生息地では、ハマダンゴムシなどを食べているのであろうと想像している。

この虫が送られてきた容器の中をよく見たら、3ミリほどの幼虫も入っていた。これも一緒に可愛がることにする。餌は落ち葉を篩って採集した極小のダンゴムシ。果たして成虫まで育て上げることができるだろうか…。

JK君からは、この他にも色々と面白い虫を頂いた。それらについては、また後日紹介する予定。
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by isohaetori | 2011-11-05 21:05 | 飼育

オオウスバカゲロウ(2)

飼育中のオオウスバカゲロウHeoclisis japonicaの幼虫を掘り出してみた。体長は17ミリ程度。でかい! 既に終齢だが、もう少し大きくなりそうな印象である。
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飼ってみて驚いたのは、何と言ってもその素早さ、獰猛さである。獲物の気配を感じると、電光石火の素早さで砂中に引き込む。時には地表に飛び出してきて、歩いている獲物に突進して捕えることすらある。猛烈な勢いで前方にダッシュするアリジゴクなんて初めて見た。造巣性の種では考えられないことだ。
松良(2000)は、着地した瞬間のトンボをこのアリジゴクが捕え、砂中に引きずり込む場面に遭遇したことがあると述べている。また、常木(1948)は、ハナダカバチやツチバチが襲われる様を活写している。その数こそ多くないものの、砂浜ではかなり強力な捕食者として君臨している虫のようだ。
ちなみに、彼らは成虫になってからも肉食性である。その優しげな顔つきとは裏腹に、夜の海岸でガなどを捕食しているのが見られるという。
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by isohaetori | 2011-08-17 20:28 | 飼育