昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


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カテゴリ:昆虫採集・観察(海)( 61 )

バッタだって暑いんです

見事なまでの砂模様。ヤマトマダラバッタの若虫。(6月28日撮影)
f0205097_21321933.jpg


連日暑くて仕方がないが、先日行った海岸も本当に暑かった。
特に日が高くなってから撮影していると、這いつくばって砂についた膝や肘が焼けるよう。カワラハンミョウは私が作る日陰を求めて四方八方から走り寄ってくる。このヤマトマダラバッタも、うっかり日なたの砂地に出てしまうと必死でピョンピョンと跳ね続けるのであった。熱い砂の上では落ち着いていられないのだろう、海浜植物の葉上に乗るまでは跳躍をやめない。フライパンの上でポップコーンが弾けて跳ね回る様を思い出して、思わず笑ってしまった。バッタ本人としては笑いごとではないだろうけど。

この写真は、まだ涼しかった午前中に撮ったもの。
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by isohaetori | 2011-06-30 21:46 | 昆虫採集・観察(海)

茶碗むし(オオウスバカゲロウ)

昨日の採集で出会った虫、オオウスバカゲロウHeoclisis japonicaの幼虫。これはまだ小さく、体長10ミリほどだが、蛹化前には20ミリほどになる日本最大のアリジゴクである。
f0205097_19363995.jpg

夕暮れ時、砂上を歩きまわるルイスヒトホシアリバチのメスをストーキングしていると、突如としてアリバチが「転ぶ」ような動きをした。一瞬何が起きたかと思ったが、砂中のアリジゴクに足(脚)をとられたのであった。
今回は偶然気が付くことができたわけだが、オオウスバカゲロウの幼虫はすり鉢を作らないので、普通は篩いを使って採集するのが一般的である。

とても格調高いと評判の成虫を見たかったので、この幼虫は家で飼育することにした。しかし持ち帰ってみたものの、適当な飼育容器がない。妻に訊いたら、「これを使っていい」と、こんな器を渡された。


f0205097_19385553.jpg



茶碗…。
OKするか、普通!?w


ともあれ、間違って食べないように注意しつつ飼育しようと思う。
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by isohaetori | 2011-06-29 19:46 | 昆虫採集・観察(海)

今日のハナダカバチさん

今日は久々の海。毎年恒例の砂蜂観察をすべく、川島さんと千葉県某所へ行ってきた。

ポイントは砂浜の一角にあるごく狭い裸地で、どういうわけかこのエリアに限ってニッポンハナダカバチが営巣している。何キロにもわたって砂浜が続いている中で、こんな狭い場所にのみ執着し続けているのは不思議である。面積としてはテニスコート二面分あるかどうかといったところ。正確にカウントしたわけではないが、おそらく100頭以下の小さな個体群と思われる。

営巣活動はまだピークに達していないようで、散漫に試し掘りを繰り返すメスや、メスにしつこくアタックを繰り返すオスの姿が多く見られた。これは坑道を掘るメス。
f0205097_23455334.jpg


作業が進んで給餌を始めている個体を見ていると、その獲物はミズアブが多いようだった。大きな獲物を抱えてもなお軽快に飛ぶ姿は、いつ見ても感心してしまう。


一方、オスは地表を電光の如く飛び回り、メスへのアタックや他のオス個体への攻撃を繰り返している。日中は片時も休まず飛び回っているので、とても私のカメラでは捉えきれない。メスよりも淡い色で、とても美しい姿のハチなのだが…。
しかし、夕刻になるとさすがにそのテンションも落ちて来て、地表で身づくろいなどをするようになる。
f0205097_23461154.jpg


ところで、巣穴の周辺には必ずといってよいほど寄生バエの姿が見られる。メスが巣穴を少し留守にしたり、坑道の奥に引っ込んだりして姿が見えないと、この空き巣の虫は大胆に侵入を繰り返す。おそらく坑道内部に自身の仔をばら撒いてくるのであろう。よく見ると、この寄生バエにも数種類いるようだ。当然、私に種名など分かるはずもないが…。
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今日出会ったその他の虫については、後日紹介する予定。
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by isohaetori | 2011-06-28 23:55 | 昆虫採集・観察(海)

結構凶悪な磯のダニ

今日は早起きして三浦半島へ。首都高を通っていくのが嫌で嫌で仕方がないが仕方がない。変な日本語…。

車線変更著しい都内の道路も無事に抜け、途中で川島画伯と合流し、現地のN海岸に集合。今回も倉持さんご夫妻と浅野さんが一緒である。一度現地集合するが、あとはそれぞれ好き勝手に動くのはいつも通り。私は砂を掻いてハネカクシを掘った。ついでにツルピカのタカラガイもいくつか拾って、久々の海を楽しんだ。磯ではユスリカの仲間がふよふよと飛び回ったり、潮溜まりの水面を滑走したりしている。日差しもぽかぽかと心地よい。春だなー。


ところで、この季節になると、磯を大きな赤いダニがたくさん走り回っているのを見かける。何も無目的に走っているわけではないだろうが、こいつらが普段何をしているのか長いこと疑問だった。ところが今日、偶然にもその生態の一端を垣間見ることができた。ヒトエグサで覆われた岩の表面を眺めていた時、上の方からこのダニとユスリカの一種がもつれ合うようにして転がり落ちてきたのである。よく見ると、ダニは口吻をユスリカに突き刺してお食事中なのであった。

「虫うめええええええ」と言いつつ血をすうダニーさん。
f0205097_23522932.jpg

ユスリカさんはしばらくもがいていたが、私がシャッターを切っているうちにおとなしくなった。ダニーさんに何かを注入されたせいかどうかはわからない。ともかく興味深い光景であった。


午後は近くのファミレスに移り、とある案件について日が暮れるまで話し合い。ゴーサインが出るまではまだしばらくかかりそうだが、有意義な時間だった。


今日撮った可愛い貝については、後日のネタとします! 
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by isohaetori | 2011-03-05 23:50 | 昆虫採集・観察(海)

干潟で採集

今日はとある干潟で海ハネ採集をした。目的のナギサハネsp.5はまったくかすりもせず、大量のsp.3を採集したにとどまった。sp.2は少々採れた気がするが、肉眼ではちょっと確信が持てない。明日ソーティングして確かめよう。
これは水底をかき回すと浮いてくるハネカクシの様子。
f0205097_04903.jpg

彼らの体表の撥水加工は完璧で、水面に易々と浮かぶことができる。よく見ると脚で水面に立っているやつもいて、気温が高いと水面からいきなり飛んで逃げたりする。器用なやつ…。


海ハネにはそれほど恵まれなかったが、今日はなかなか素敵なびんを拾うことができた。それについてはまた後日!
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by isohaetori | 2011-01-12 23:55 | 昆虫採集・観察(海)

初採集2011

今年最初の海モノ採集をすべく、川島さん、浅野さん、私の三人で神奈川県の某海岸へ行ってきた。農大(OB)軍団である。結果はそれなりに良く、それぞれに目的の虫を採集できた。2011年、幸先の良いスタートと言える。

しかし潮間帯性ハネカクシの数は先月行った時に比べると減っていて、私の目当てだった種は得られなかった。やはり真冬は少なくなるようだ。彼らが一体どこで越冬しているのか不思議である。

写真は海岸の礫をひっくり返して見つけたLathrobiumの一種(海岸性ではない)。サキアカナガバハネカクシL. partitumかな? と思うが、正直なところ自信なし! もし間違っていたらこっそり教えてください。
f0205097_084631.jpg


今日は採集だけでなく、色々と面白い情報を交換することができて有意義だった。またやりましょう!
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by isohaetori | 2011-01-03 23:55 | 昆虫採集・観察(海)

イズイソチビゴミムシ

今日は遠征。川島さんと某所へ素敵な飴色の虫を掘りに行ってきた。海ものをやっている者なら一度は見てみたい(はずの)、礫浜にのみ生息するという変わったチビゴミである。

実を言うと、私がこの虫に挑戦するのはこれが3度目か4度目で、もうこのままでは海もの虫屋の名が廃るっ! という意気込みでのリベンジなのであった。


石をゴロゴロと無心に転がし続けること約1時間…。
で、出たー! ワイの求めていたモンはコレやっ! (現場写真がないので帰宅後に撮影)
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イズイソチビゴミムシThalassoduvalius masidai pacificus S.Ueno
第一印象は、「でかい!」。しかも体つきが意外にしっかりしていて驚いた。もっとチビゴミらしい、フニャラカした虫を想像していたのだが…。
それにしても変なところにいる虫である。採れたのはもちろん嬉しかったのだけど、生息環境が環境だけに副産物がほとんどない! 強いて言えばわずかなハネカクシ、ド普通種のアリヅカが一種、あとは無数のハサミムシやジムカデといったところ。もう、このチビゴミ以外採れません、という採集であった。ちなみに私は2匹ゲット。生息環境は掴めたし、数は必要ないのでこれで十分満足である。

今日はまず見つけることに必死だったのでかなわなかったが、次回は生態写真でも撮りたいものだ。
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by isohaetori | 2010-12-06 23:55 | 昆虫採集・観察(海)

生き物屋の集い@三浦

今日は恒例の(?)生き物屋の集いに参加すべく、朝から三浦半島へ向かった。メンバーは、当ブログではお馴染みのしおさい博物館の倉持さんご夫妻、生物画家の川島さん、そして今日初めてお会いする日大の学生さん鈴木君。残念ながら妻は欠席。今回の活動内容は、鳥の骨を掘り出した後カニを調べてついでに虫も採ろう、というなんだか凄いプランである。
※個人が特定できないよう、人物写真は小さめにしてお送りします(バレバレ?)


午前の部:コアホウドリの骨を発掘

午前10時、三浦半島の某海岸に怪しい男女5人が集結。まず何をするかと言えば…『ホネ掘り』である。昨秋、ここに打ち上げられたコアホウドリの死体を倉持さんが埋めておいたのだが、そろそろその骨を掘り出してみようかということになったのだ。


f0205097_07816.jpg現場に到着。掘るべき場所は目印の大きな石のおかげで難なく見つけることができた。早速墓荒らしを開始する怪しい人々。犯罪の匂いがする。「犯人は現場に戻るって言いますよね…」と鈴木君。確かに!





f0205097_0111670.jpg埋めた当時は砂地だったはずが、いつの間にかこんな草ぼうぼうの状態に! 根っこが絡まって掘りにくそう。墓荒らしに手を染める川島画伯。






f0205097_0123054.jpg掘りだされた骨がこちら。骨がばらけないよう、洗濯ものネットに入れて埋めておくという小技が冴える。こうすることで細かい骨も失くさないで済む。これ重要ですよ!






f0205097_0125698.jpgビニールを敷き、骨の選り分け作業に入る。大のオトナ5人がこんな作業をしていると怪しさ満点だね…。川島さんや獣医学を学ぶ鈴木君はやたら骨に詳しく、「これは○○骨、こっちは○○骨」と専門用語を駆使しててきぱきと仕分けするのだが、ホネ素人の私はさっぱり分からず、「これは、えー、小さい骨ですね」などと無難かつ無意味なコメントを残すにとどまる。


かなり分解が進んでいたため、黄ばんでボロボロになりつつある骨。一年埋めたのはちょっと長過ぎたようだ…。これを組み上げるのには相当苦労しそうである。
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頭骨はさすがにカッコイイ。
完全に骨だけになっていたため、ここに死体の分解者である昆虫の姿はなかった。しかしたまたまキイロケアリのコロニーが近くにあったため、骨のソーティング中にアリノスシミが何匹も出てきてちょっと得した気分に…。


午後の部:カニの巣穴掘り

倉持さんによると、この浜にはスナガニが2種(以上?)いるらしい。そこで、巣穴に隠れているヤツを掘り出してその種が何なのか見極める…というのが午後の作業。彼らは砂浜に深い穴を掘って生活しているので、掘り上げるのはなかなか困難ということである。
これがその巣穴。↓
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f0205097_0165766.jpg早速掘ってみる。坑道を途中で見失わないよう、草の茎を巣穴に挿しこんで掘り進める。これは夏にハナダカバチでやったのと同じ手法だ。手鍬やスコップでガシガシ掘る。






50センチほど掘ったあたりで…出ました!
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これはミナミスナガニとのこと。か、可愛い…。模様が格調高いなー。
驚いたことに、このカニはあっという間に色が変わる。掘り出した直後は黒っぽかったのに、白いバケツに入れて十数分後には白っぽい色になっているのだ! カエルさんもびっくりの変身術である…カニのくせに(笑)。

まずは一匹掘り出して気を良くしたが、後が続かない。途中で坑道を見失ったり、巣穴自体が既にもぬけの空だったりして、全然追加できないのだ。なにしろ連中の巣穴は恐ろしく深いので大穴を掘らなければならず、これが結構大変。上半身がすっぽり入るような穴を掘っても出てこなかった時の虚しさはなかなかのものだ。ちなみにこれは60センチほど掘って失敗した穴。こういう時は徒労感が残る…。
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まあ、一応普通のスナガニも確認できた(死体だったけど)ので空振りではなかったが、それにしてもこの類の研究をやる人は大変だろうと思う。

穴を掘っているとたくさん出てくるのがハマダンゴムシ。深いところほど大きい個体が多かったが、そろそろ越冬態勢に入っているのだろうか?
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正面顔が可愛い。
f0205097_023334.jpg


ひとしきりカニ穴を掘りまくった後は場所を変え、海岸性昆虫の調査。日が暮れるのが早いので数は稼げなかったが、普通種はそこそこ押さえられたと思う。このへんの浜は今後も定期的に調べて、データの蓄積に努めたい。
今回もいろんな生き物に出会えて楽しかった。また三浦に呼んでください!

本日の結論:
・鳥を埋めたら早めに掘り出しましょう
・コアホウドリも色々と異物を飲みこんでいることがある
・アリノスシミは可愛い
・海ハネの生息状況を定量的な調査で説明できるようにならないものか
・みんなで死体を掘っていると怪しまれる
・みんなでカニを掘っていると怪しまれる
・みんなで虫を採っていると怪しまれる
・我々はだいたい怪しい
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by isohaetori | 2010-11-21 23:55 | 昆虫採集・観察(海)

@真鶴

今日は2年ぶりに真鶴町へ行き、今のところここでしか採れていないハネカクシの一種を探した。目視では確実な見分けができないため、それっぽいやつは片端からどんどん吸い取る。過呼吸…。

今日はその採集に集中していたこともあり、その他の虫まで見る余裕がなく、写真もほとんど撮らなかった。唯一撮ったのはこのハマオモトヨトウ。芸術的なまでに気持ち悪い柄。この虫にまで美を見出だせるほど、私の心は広くない。
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ところで、今日は真鶴の海岸で県博の苅部さんとばったり会った。こないだ県博に行った時は岸本さんと同じ電車だったし(この時は下車後に話しかける前にまかれてしまったが)、世の中って狭いものだ。
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by isohaetori | 2010-10-17 19:57 | 昆虫採集・観察(海)

ハマベコムシヒキ

昨日の海岸で出会ったハマベコムシヒキStichopogon infuscatus
小さな川の流れ込み付近の、湿った砂の上にたくさんいた。昨年は探すのにずいぶん苦労したのだが、こういうエリザハンミョウ的環境には多いということが分かった。新たな発見は何よりうれしい。
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体長は6~8ミリ程度と小さいが、こんな捕食シーンを見るとちゃんとムシヒキアブしている。ここでは主にヨコバイやハエを狩っているようだ。砂色で、かなりかっこいいムシヒキである。
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次はヒラタムシヒキの生態写真を撮りたい。
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by isohaetori | 2010-08-05 19:37 | 昆虫採集・観察(海)