昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


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カテゴリ:昆虫採集・観察(陸)( 85 )

草むらの未確認飛行物体

草むらにしゃがんでハチの写真を撮っていると、3ミリほどの何かが目の前でホバリングしているのに気付いた。全力で凝視しても何なのか分からず、やみくもにシャッターを切ると、こんなものが写った。

IMG_7319

拡大。

IMG_7319-2

アタマアブの一種のペアであった。羽ばたきを止めたメスがぶら下げられている。そうか、こいつはあんなふよふよした飛び方をするのか。
カメラの設定をいじる暇がなかったので、手元に残ったのはひどい証拠写真のみ。


アタマアブ科のラテン名、「Pipunculidae」で画像検索すると、へんなルックスのハエがたくさん出てくるのでおすすめ。
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by isohaetori | 2012-09-24 18:18 | 昆虫採集・観察(陸)

ムネアカセンチコガネ

通勤途中にある信金の前には、時々ムネアカセンチコガネが落ちている。向かいの公園の芝地で発生したものが、夜間金庫の灯りに惹かれてやってきて、ひっくり返ったままになって朝を迎えてしまうらしい。そういうのはたいてい目ざとい鳥が食べてしまうが、時には私のような虫好きの目に留まることもある。

これはオス。頭部には申し訳程度の角が生えている。触角の球桿部が目立つ。

IMG_7159


腹面は発達した長毛で密に覆われる(お腹はもふもふ、のお堅い表現)。

IMG_7105


まん丸い体つきをした、愛敬たっぷりのコガネムシである。

ところで、この虫は灯火や草地の穴掘りなどで成虫を採集することができるが、その幼虫期など、詳しい生態については不明な点が多い。というか、全然解明されていないと思う。センチコガネと名前に付いてはいても、別に動物の糞を食べるわけでもない。地中の菌類でも食べているのだろうか(ただの推測)。
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by isohaetori | 2012-09-14 18:55 | 昆虫採集・観察(陸)

骨を拾う

ススキの葉に、エビイロカメムシがついていた。(2012年9月7日、千葉県)

IMG_6447

ちょっと葉を揺すったくらいでは動じない、おっとり系のカメムシ。



すぐそばの地面には、こんなものも落ちていた。

IMG_6452



( *´ސު`*)



ニホンジカの頭骨。角が切られているが、大喜びで拾って帰ったことは言うまでもない。
こうして部屋に怪しいものが増えていくのだ。
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by isohaetori | 2012-09-11 20:06 | 昆虫採集・観察(陸)

ツチスガリの帰巣

平地のツチスガリは初夏に現れ、わりと早くに姿を消す印象があるが、昨日訪れたお寺ではその限りではないらしい。比較的標高が高いからなのか、晩夏の頃まで、あの頭でっかちの愛らしい姿を見ることができるのだ。

「ただいまー」

IMG_6599[1]


着地。

IMG_6603[1]


しかし、さすがに九月にも入ればその数を減らし、この境内全体でも片手で数えられるくらいしか生き残っていない。その生き残りもすでに散漫な動きで、ちょこっと穴を掘ってはやめてみたり、ただ所在なげにふらふらしていたりと、残りいくばくかの寿命を消化しているだけのように見えた。
ハナダカバチにしてもここのツチスガリにしても、愛着が強くなりすぎて、もう採集する気になどなれない。ただその暮らしぶりを眺めて、少し写真を撮れればそれで満足である。
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by isohaetori | 2012-09-08 22:32 | 昆虫採集・観察(陸)

葉っぱmgmg

先日、ルリジガバチを撮影している時、イボバッタがカメラの脇にぺそっと落ちてきた。横目で眺めていると、おもむろに前脚で目の前の草を引き寄せ、もぐもぐやり始めた。

イボバッタ

そのしぐさはなかなか可愛い。萌える。意外に器用なことをするやつである。
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by isohaetori | 2012-08-18 22:59 | 昆虫採集・観察(陸)

アブラゼミ礼賛

世間一般の人たちどころか、虫屋にすら見向きもされないけれど、アブラゼミって実はすごく美しいセミだ。「茶色」と一言で片づけられがちな翅は一様に茶色いのではなく、よく見れば白っぽい斑を粋に散らしている(そもそも茶色系の翅をもつセミは世界的にみても少ない、珍しい存在だ)。その翅にメリハリをつける翅脈は、黄褐色から薄緑色がかった繊細な色合い。黒い胸には金色の微毛を生やし、陽に当たればきらきらと輝く。額にはルビーのような単眼を三つ。

アブラゼミ1


しかし悲しいかな、このセミはそこらじゅうにいてうるさいほど鳴き立てているので、誰もその姿をまじまじと見ようとはしない。

アブラゼミ2


その抜け殻も、じっと見ればなかなかに美しいものである。セミの抜け殻って、どことなく哀愁がただよっていて好きな存在だ。

アブラゼミ抜け殻

アブラゼミ業界から何かしてもらったわけではないが、このどこにでもいるセミを、今日はちょっと褒めちぎってみた。




……ちなみに、私が一番好きなセミはニイニイゼミである。
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by isohaetori | 2012-08-17 20:43 | 昆虫採集・観察(陸)

クロバネツリアブの砂取り

昨日訪れた公園の敷地内では、クロバネツリアブLigyra tantalusをたくさん見ることができた。地表付近をふわふわと音もなく漂う、不思議な存在感のアブである。

しばらく眺めていると、時々地面に降りては、お尻を砂地につけ、前方ににじり歩くような動作をする。いわゆるツリアブ類の「尾端接触」で、尾端から砂を取りこんでいるところと思われる。ツリアブ科には、卵をそのまま産むのではなく、砂粒でコーティングしてからばらまくものがおり、このクロバネツリアブもおそらくそうなのだろうと思う。
クロバネツリアブ

この個体を採集して帰り、ピンセットで腹端を探ってみると、確かに砂粒がぽろぽろとこぼれてきた。クロバネツリアブがこうして砂取りをしているというのは事実のようだ。ただ、腹の中の砂室がどんな構造をしているのか、解剖まではしていないので未確認。それより、こいつがどんなところにどうやって産卵するのか、ホストのハチは何なのか、そういった方に興味がある。内陸の荒れ地から砂浜まで、結構色々な環境で出会うので、おそらく寄主の範囲は広いだろう。ジガバチやツチスガリ類、比較的大型のアナバチ類が怪しいと思っているのだが、これはただの勘であって、確証はまったくない。

こちらはコウヤツリアブ。
コウヤツリアブ

本種はドロバチ類をはじめとして、さまざまな狩蜂に寄生することがわかっている。私が座右の書にしている岩田先生の本には、ホストの巣への侵入経路、羽化の方法に至るまで、このアブの生態についてこと細かに書かれていた。竹筒トラップでも掛けておけば、その生活の一端でも垣間見られそうだが、いまだ果たせずにいる。
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by isohaetori | 2012-08-16 19:25 | 昆虫採集・観察(陸)

ルリジガバチの土取り

むし成分が不足していたので、近場の公園にハチを眺めに行った。いつものポイントではルリジガバチが盛んに土の団子を運んだり獲物を狩ってきたり、忙しそうに働いていた。全身青色の金属光沢で覆われた、かっこいいハチである。

巣材を集めているところ。口から少量の水を吐き出して土を柔らかくし、小さな玉を作って持ち帰る。
IMG_5767


土なら何でもよいかというとそうでもなく、土質に関しては結構選り好みをするらしい。写真の個体は、この2,3センチほどしかない粘土の塊に固執しており、他の土には目もくれず、頻々とやってきては削り取っていった。時々アリに足を引っ張られて邪魔をされても、めげずに戻ってきては団子を作っていった。一回の土取りは、二十秒足らずで終わる。
IMG_5783


不思議なのは、団子を作っているときに、かなりの確率で後脚を上げることである。銭湯でコーヒー牛乳を飲む時、無意識に腰に手を当ててしまうのと似ている…気がしないでもない。
IMG_5777


謎の動作といえば、団子を作り終えたとき、なぜか上半身をこのようにのけ反らせるのも気になるところである。「とったど~!」的な何かだろうか(違
IMG_5787


頭上では、ミドリセイボウがうろうろ。
IMG_5596



ショックだったのは、毎年ハムシドロバチやセイボウを観察していた古民家の屋根が改修されていたことである。数十年にわたって連綿と続いてきたであろう、狩蜂の巣がぎっしり入った茅葺屋根は、跡形もなく取り払われていた。あの屋根の中で暮らしていた無数の虫たちは、建材と一緒にすべて焼き払われてしまったことだろう。悲しすぎて言葉もない。
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by isohaetori | 2012-08-15 18:50 | 昆虫採集・観察(陸)

歩くタワシ(ヒロヘリアオイラガ)

恐怖の樹上性ウミウシ、もしくは歩くタワシ。ヒロヘリアオイラガの幼虫。

hiroheri

うーん、美しい。

しかし恐ろしい。

撮影後は早々に放逐してやった。びんに入っているとはいえ、こんな虫が机の上にいるというのはどうにも落ち着かないのである。やはりまだ修業が足りないようだ。


ところで、この虫を模したタワシを作ったら話題になるのではないだろうか。
頑固な汚れも素早くスッキリ、「イラガタワシ」!
スコッチブライトのシリーズに加えてみてはいかがですか、3Mさん! 

・・・まあ、売れないと思うけどね。
というか、いくら作りものでも、こんな虫そっくりの格好をしたものなんて掴めそうにない。きっと本能が拒絶する。
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by isohaetori | 2012-08-02 23:53 | 昆虫採集・観察(陸)

蜂の暮らし断片

昨日は川島さんと房総の蜂を見て回った。いつもの海岸と、いつものお寺。今日はそのお寺の境内で観察した事をいくつか、備忘録としてここに書き留めておきたい。

現場についたのはお昼すぎで、すでに日差しが強く照りつけてじりじりと暑い。境内の堅い地面にはナミツチスガリの開けた竪坑が無数にある。しゃがんで地表を眺めていると、時々コハナバチの類を狩って戻る姿が見られる。
少し見えにくいが、体の下にコハナバチを抱いている。獲物の触角を大顎で噛んで保持するのが、彼らの流儀のようだ。
ナミツチスガリ1

巣穴に戻ってくる。しかしハナダカバチのような敏速さはない。巣穴の入り口を忘れてしまうのか、もたもたと同じ場所を飛び巡ったり、他の穴と間違えたり、いかにも鈍くさい感じである。着地もどこか不器用で、そこがかえって愛らしいと思う。
ナミツチスガリ2

このコロニーには彼らの敵が何種類かいて、ひとつは寄生バエ、もうひとつはルイスヒトホシアリバチである。これは日陰で休んでいるオス。
ヒトホシアリバチ2

このアリバチは暑いうちは飛ばず、陽が翳ったときや夕方の涼しい時になると姿を現し、活発に活動を始める。メスはひたすら歩き、オスは地表すれすれを飛び回りながらメスを探す。数十匹のオス蜂がふわふわと地表を飛び交う様は壮観だ。
メスはツチスガリの穴を覗きこんでは侵入を試みる。もちろん産卵が目的なのだろうが、残念ながらこの日は寄生を成功させる現場をおさえることはできなかった。これは穴に入ろうとするところ。
ヒトホシアリバチ1

一方、オスはメスを探しまわるのが仕事である。匂いでその存在を感知するのだろう、近くにメスがいると分かると飛ぶのをやめ、今度は早足で歩きながらメスを追いかける。オスがわらわらとかたまっている周辺をよく探すとたいていメスがいる。オスは匂いには敏感だが、あまり目はよくないらしい。目の前をメスが歩いているのに、それに気がつかず擦れ違ってしまうことがしばしばある。
ツチスガリの巣穴に侵入しようとするメスに、
ヒトホシアリバチ4

オスが迫る。しかしハナダカバチもそうだったが、メスは後脚を上げ、体を丸め、これを拒否する。
ヒトホシアリバチ3

彼らがどういうタイミングで交尾をするのかが気になるところ。おそらく羽化したての処女蜂をオスが抱えてさらっていくのだろうが、そうした場面にはまだ出会っていない。


この日嬉しかった蜂のひとつがこちら。ホソツヤアリバチ。
ホソツヤアリバチ

境内にはトウキョウヒメハンミョウとコハンミョウがおり、それらの幼虫に寄生していると思われる。岩田先生は、「虎穴に入る二種のツヤアリバチ」と題して、その狩りの仕方を詳しく述べておられるが、その観察眼の鋭さには心底恐れ入る。私もかけらくらいでいいから、その眼力を分けてもらいたいものだ。

以上、備忘録終わり。
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by isohaetori | 2012-07-20 22:41 | 昆虫採集・観察(陸)