昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


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カテゴリ:昆虫採集・観察(陸)( 85 )

死闘のあと

f0205097_22303837.jpg昨日行った公園で見かけたクロオオアリ。最初は何かくわえて運んでいるのかと思ったがそうではなかった。巣間で抗争があったらしく、脚をあちこち失くしており、触角柄節には敵のアリの頭部が食いついたままになっている。激しい戦いをうかがわせる姿だった。
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by isohaetori | 2009-06-21 22:32 | 昆虫採集・観察(陸) | Comments(0)

近場でハチ採集

隣町の公園にハチを見に行った。今日は暑いくらいの天気に恵まれ、おかげでセイボウを3種ほど得ることができた。そのうちの一種は妻が採集したリンネセイボウ。メタリックに輝く赤い腹部が美しい種類である。例によって生態写真はない。セイボウに関してはまだ先に手が出てしまうのだ。
普通種ばかりだが、今日撮った写真をいくつか。
上半身の赤い寄生蜂。体長約1センチ。
f0205097_20113099.jpg


うじゃうじゃいたシリアゲコバチ(オス)。メスは産卵管を背負った異様な姿をしているのだが、セイボウ採集に夢中で撮り損ねた…。またいずれ。
f0205097_20115518.jpg


土場でひと休みしていたクマバチ。攻撃性のほとんどない温和なハチなのに、世間では逆のイメージが定着しているようだ。これほど誤解されているハチもいないと思う。
f0205097_20121124.jpg


ちょっと嬉しいムツボシタマムシ。材の上をチョロチョロと素早く走り回り、腹部のメタリックな輝きを見せながら飛び去る。おかげでセイボウと間違えそうになる。
f0205097_20123123.jpg


土場にはクロハナムグリもよく姿を見せる。渋くて好き。
f0205097_20125581.jpg


土曜日だったこともあって、公園には子どもが多かった。茅葺屋根の前でセイボウを待っていると小学生の男の子二人組に声をかけられたので、華麗な網さばき(?)とともに生きたセイボウを見せてあげた。

「おお~、すげ~!」
「キレイじゃん!」

うん、おじさんもそう思う。

「アリみたい!」

えっ!? アリ!? これは予想外の反応(笑)。まあ、確かにアリもハチの仲間だからねぇ…。鋭い小学生であった。
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by isohaetori | 2009-06-20 20:14 | 昆虫採集・観察(陸) | Comments(2)

セイボウ採集

今日は潮がいまいちだったのをいいことにセイボウ採集に出た。まずは近所の公園でマルセイボウsp.を一匹。これは私の眼鏡にとまった迂闊な個体を採集したのである。それ以後は収穫なし。やはりどんよりと曇った天気ではいかんともしがたい。

次に隣の市にある大きな公園に移動し、敷地内にあった古い建物の周辺を見て回る。茅葺屋根はハチたちに大人気で、そこに営巣するドロバチ類や、彼らに寄生する蜂をいろいろと見ることができた。セイボウで多かったのはホソセイボウ(たぶん)。これは茅葺屋根の前や古い柱の周辺で待っているといくらでも採れることが判明した。やはりいるところにはいるのだね。ムツバと思われるものも一匹採れたが、相変わらずの曇天で虫の出はイマイチ。もし晴れていたらもっとたくさんのハチを見られたことだろう。次はかんかん照りの暑い日を狙って来たいものだ。

同定にあたり、我が家にある図鑑類では役不足だったので、これを機に「つねきばち」の第6号を六本脚に注文した。この号には日本のセイボウ科の絵解き検索が載っているのである。どうしよう、これで私のセイボウ集めに火がついてしまう! …何を今さら、という感じではあるが。
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by isohaetori | 2009-06-03 21:53 | 昆虫採集・観察(陸) | Comments(0)

ウマノオバチに再挑戦

先日の採集では、天下の奇虫ウマノオバチの撮影をするつもりが見事に振られてしまった。しかし我々はそう簡単には諦めない。目的を達するまでしつこくリベンジするのである。今回も川島さんと金谷で合流して採集開始。


まずはなんだか違和感のあるアリスアブが目に入った。掬ってみたらキンアリスアブで、これは自己初採集。ここにはただのアリスしかいないものと思っていたのでちょっと嬉しい。体中に金色の毛が生えていて、もこもこのモール玉のようだ。ソーキュート。しかし、即ネットに入れてしまったので写真はない…。
ちなみにこちらはただのアリスアブ(↓)。黒目がちな癒し系キャラ。幼虫はケアリ類の巣内で生活する(一方、キンアリスアブはクロヤマアリの巣に入るらしい)。
f0205097_235848.jpg


トビイロケアリの巣を暴いたら、コヤマトヒゲブトアリヅカムシがいくつも出てきた。こいつら自身もよく歩く上、アリがちょっかいを出しまくっているのでなかなか撮影できない。これはもちろんトリミングしている。
f0205097_23583177.jpg


同じトビイロケアリのコロニー付近に固まっていたヒロズコガの幼虫ケース。こいつらはアリを食っているという話を聞いたことがあるが、本当だろうか…。
f0205097_23585242.jpg


前回ヒメウマノオバチが山ほどたかっていた木を見に行ったら、まるであの光景が嘘のようにいなくなっていた。産卵シーズンは終わってしまったのか? 目的のウマノオバチもおらず、思わずがっかりする。
ここではオオヒラタエンマムシにモデルになってもらった。朽木の上に乗せてのやらせ写真。しかし、テキは全身ツヤツヤのピカピカでうまく写真が撮れない。周囲の風景やフラッシュが写り込んでしまうのだ。ああもう。
f0205097_23591288.jpg


その後も寄り道&脱線しつつウマノオ探し。しかし見つからない。私が半分あきらめそうになっていたところへ、川島さんが網を掲げてやってきた。
「あっちで一匹採れたよ」
「えっ!」
林内をふわふわと飛んでいたらしい。写真を撮りたかったがとまりそうにないので確保したという。とりあえず目的の虫はひとつ採れたわけだ。よかった…。へっぽこ案内役の私もひと安心した。


休憩後、ぶっとい丸太を組み上げた展望台でセイボウを待つことになった。こういう樹皮のない裸状態の木は、いかにも蜂が好みそうだ。確かにじっと見ているとヒメバチやドロバチの類がちょくちょくやってくる。最終的にはここでナミハとムツバの2種が採れたが、採るのに精いっぱいで生態写真なんか一切ない。だって撮ってる間に逃げられるかもしれないんだから。と、ブロガーである前に虫屋の私はこういうところでサービス精神ゼロ。
で、帰ってから室内で写したムツバセイボウがこれ(↓)。本種はフタスジスズバチに寄生するという(こちらも一匹採れた)。
f0205097_23594250.jpg


いやー、どこから見ても綺麗な虫だ。嬉しいことに、マスダクロホシタマムシもやってきた。必殺虫屋つまみ。…というのかどうか知らないが、カミキリ屋さんっぽいやりかたで保定しつつ撮影。金色っぽく写っているが、実際には角度によってメタリックグリーンの輝きを放つ。
f0205097_00464.jpg



今回はいつになく派手な虫を採った採集であった。
M山を降りてから、前回同様近くの砂浜でハチ探し。キスジツチスガリの営巣地を見たりアリバチを探したりしてから、6時過ぎに解散。川島さんにはいろいろと教わりっぱなしな一日でした。ありがとうございました。
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by isohaetori | 2009-05-27 23:00 | 昆虫採集・観察(陸) | Comments(6)

朽木の虫など

GW&母の日をついに乗り切った! まだまだ忙しい日は続くが、ひとまずよく頑張ったぞ私。と、自分で自分を褒めて精神の安定を図ってみる。

昆研の先輩川島さんから、ウマノオバチの生態写真を撮影したいとの連絡を頂いていたので、千葉県の某山にご案内することにした。ここでは毎年ウマノオバチの姿を確認しているし、他にも面白い虫が色々と見られるはず。金谷のフェリーターミナルで合流していざ出発。

登り始めてすぐに伐採木を放置してある現場に遭遇。切られたばかりの生木だが、それなりに虫が集まっている。普通種の写真ばかりでゴメンナサイ。
↓キマダラヒゲナガゾウムシ。
f0205097_2317497.jpg


↓同じ個体の正面。びっくりしたような顔。
f0205097_23173063.jpg


↓ヒラタカメムシ軍団。恐ろしく平べったい。こう見えてもちゃんと飛ぶし、ちゃんと臭い。
f0205097_2318521.jpg


↓たくさんいたナガタマムシ。同定に自信なし。
f0205097_2318294.jpg


↓ミドリカミキリ。このブログには相応しくない美麗種。
f0205097_23185176.jpg


↓オオキバチビヒラタムシ。こうして見ると迫力ある虫だが、体長は約3ミリ。
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この他にも色々な甲虫が採れて楽しめた。やはり材に来る虫は面白い。しかし肝心のウマノオバチは見つからない。いやー困った、と思っていると、ウマノオバチならぬヒメウマノオバチがいっぱいたかっている衰弱木を発見した。
↓ヒメウマノオバチ
f0205097_23194031.jpg


それにしても多い。次から次に飛んでくる。川島さんはここで存分に撮影された模様。本命のウマノオバチは結局見つからなかったが、完全な空振りでなくてよかった…。


少しだけ時間が余ったので、最寄りの海岸をぶらつくことにした。ハチにはまだ少し季節が早いようだが、良い環境が残っているので、初夏に来たら良い成果が得られるだろう。川島さんはここでいくつか狩り蜂を採り、私はボラの死体を叩いてハネカクシを採った。犬の死体もあったが、これは叩かずにそっとしておいた。ここで今日の採集は終了。

帰宅後に採集品を軽く整理してみたところ、海岸で採った虫の中に少しばかり興味深いものが入っていた。ちょっとした報告ものなのだが、わずか一個体しかなかったのが惜しい。今度追加を狙いに行こう。
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by isohaetori | 2009-05-13 23:21 | 昆虫採集・観察(陸) | Comments(4)