昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


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カテゴリ:標本( 26 )

蟻の巣のコカブト

ちょっと前に入手したコカブトの仲間。Cryptodus属の一種だと思う。体長18ミリメートル。

Cryptodus sp

当初はこの虫について何も知らなかったのだが、とある標本商でひと目見て、なんて怪しい虫だろうという印象を抱いた。いかにもアリかシロアリの巣から出てきましたという雰囲気だったからである。なんだか分からないけれど、この珍品っぽさがどうにも気になる。こういう変な虫は迷わず買え、という虫屋の勘に従って購入した。

後で調べてみたところ、アリノスコカブトというそのまんまの和名まであるグループであることを知った。これが実際にどの程度珍しいのかは知らない。しかし山ほど採れるようなものとはとても思えないし、何よりカッコいいので、私の標本箱のなかでは大事にされている。
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by isohaetori | 2014-07-19 18:13 | 標本 | Comments(0)

ろくろ首の虫

マレーシアの珍妙なデオキノコ、Diatelium wallacei。オスの首がやたらに長い。まさに奇虫。

diatelium

首が長い甲虫ではマダガスカルのオトシブミTrachelophorus giraffa、フィリピン産オトシブミのClitostylus tenuissimusなどが有名で、ミツギリゾウでも確か首長の奴がいたような気がするが、このデオキノコもなかなかのものだ。オス同士がこの首を使って争う様が想像される。首の長い虫を集めてみるのも面白いかも。

首が長いと言えば、リボンカゲロウの幼虫もおかしな虫である。ろくろ首のアリジゴクといった趣で、乾燥地の地表をひょこひょこ歩いているらしい。
最近動画を見つけたので貼っておく。



うーん、実物を見てみたい。
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by isohaetori | 2014-01-30 22:39 | 標本 | Comments(4)

みんな大好きフユセンチ

フユセンチコガネ科Pleocomidaeはコガネムシ上科Scarabaeoideaに属し、これまでに北米から約30種ほどが知られている(短報的紋切り型の表現)。一般にrain beetleとも呼ばれ、これはオスが雨や雪の降る日に地表を飛び回るところから名づけられたらしい。オスがよく飛ぶのに対し、メスは後翅が退化し、ずんぐりとした体形で飛ぶことができず、もっぱら地中に潜っていることが多いという。幼虫は典型的なコガネムシ型で、植物の根などを齧りながらゆっくりと成長する。成虫になるまでに十年以上かかる種もいるらしい。
他にもなかなか興味深いネタが尽きない甲虫なのだが、これ以上のことは専門の文献に譲ることにする。これは記事を書くのが面倒くさくなったからとか、仕事が終わって早くお酒を飲み始めたいからとか、そういう理由によるものでは決してない。
我が家にある標本はこれ一つのみだが、やはり糞虫コレクションの中では異彩を放つ変な虫である。Pleocoma fimbriataという種。
f0205097_21531563.jpg

頭部には控えめな角がある。
f0205097_21532975.jpg

晩秋から早春という寒い時期に活動するためか、彼らは長い体毛を身にまとっている。もふもふである。冬に飛ぶ毛深いコガネといえば、沖縄のケブカコフキコガネを思い出すが、あれに似た魅力がある。一度その生態を見てみたいが、相手が北米にしかいないのでは叶わぬ夢になりそうである。
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by isohaetori | 2012-02-26 21:58 | 標本 | Comments(0)

みんな大好きオオセンチ

最近は休みのたびに雨が降っている気がする.
今日も引きこもって,標本の撮影や,ストロボ用のディフューザー作りなどで一日が終わってしまった.ディフューザーはツインストロボ用に考えたもので,100円ショップで買ったプラスチック製品を切ったり削ったりして製作した.試してみるとなかなか良い感じで,明日野外で使うのが楽しみだ.


白バック写真はなかなか奥が深く,いまだに試行錯誤中.特にツルピカの甲虫は色を出すのが難しい.しかも自分の影が写り込むので苦労する.今日は各地のオオセンチコガネを撮って遊んでみた.針穴は「ふぉとしょっぷぱわー」で消した.
f0205097_2075596.jpg

左から神奈川県産,奈良県産,滋賀県産.ピカピカで美しい.こういう光り物系は大好きだ.
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by isohaetori | 2012-02-23 20:11 | 標本 | Comments(2)

イワハマムシ

亀澤さんより,撮影用の標本(とある短報ネタの某虫)が届いた.迅速なご対応に感謝.こちらも大急ぎで撮影した.

お送りいただいた中には,北海道産のクロコブセスジダルマガムシも含まれていた.事前に伺っていた通り,関東地方で採れる個体と比べて明らかに体が大きく,思わず唸る.飛べない虫なので地域変異があるのだろうが,こうして見た目にも明らかな違いがあるのは面白い.北から南まで各地のサンプルを集め,DNAをみたら面白そうだ.誰かやりませんか.それとも,もう誰かが手をつけているのだろうか.

ばっちり展脚されたイワハマムシAegialites stejnegeriも頂いた.図鑑っぽく撮ってみた.
f0205097_221738100.jpg

本種もやはり飛べない甲虫で,北海道と東北地方(一部)の海岸岩礁にのみ生息する.北海道の海岸に行って,こいつの幼虫を見つけることが私のささやかな夢である.マニアックな夢だな.ともあれ,サルピンの幼虫は未見なので,ぜひ押さえておきたい.
この虫も調べたら面白そうと思っていたら,すでに研究されているかたがいた.

イワハマムシの集団構造と地理分化

研究結果によれば,道内のイワハマムシは,大きく分けて二つの系統に分かれているらしい.また,当地では巻貝のクロタマキビも二系統に分かれていて,この虫と同様の地理的分布を示すとのことで興味深い.北海道の地史について物語る,生きた証拠と言えるかもしれない.
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by isohaetori | 2012-02-02 22:30 | 標本 | Comments(5)

ミドリナカボソタマムシ

当ブログには地味な虫しか出てこないと評判なので、たまにはこういう虫も。ミドリナカボソタマムシ。体長11ミリ。
f0205097_2332670.jpg

これも奄美大島で採集したタマムシである。ずいぶん前なので採集した状況は忘れてしまったが、たぶんアカメガシワを掬って採ったのではないかと思う。初めて見た時はあまりの美しさに感動し、ああ南の島に来たのだなという実感を抱いた。これより一回り小さいルリナカボソタマムシもまた美しく、実に良い虫。
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by isohaetori | 2011-12-20 23:04 | 標本 | Comments(3)

アカガネエグリタマムシ

標本箱から。アカガネエグリタマムシ奄美大島亜種Endelus pyrrosiae aokii
f0205097_2159471.jpg

これは2002年の夏、奄美大島へ行った時に採集した。いわゆる虫屋らしい採集旅行というやつに、初めて出かけた時である。
鬱蒼とした林の中、コケや着生植物にびっしりと覆われた大木を見つけ、何か怪しい虫でも採れはしないかと「樹幹スイーピング」を繰り返した時に網に入ったものと記憶している。本種がつくのはヒトツバという着生シダで、これは岩や樹の幹などに生えている。その時たまたま私の網がホストの葉ごと掬い取ったのだろう。
もっとも、当時は昆虫採集を始めたばかりだったので(虫屋歴約2年)、このヒトツバにつくタマムシの存在など知る由もなく、怪しげな微環境から採れた怪しげなタマムシということで、これは新種かもしれない! なんて色めきたったものである。気をよくして樹の幹を網で撫でまくり、計2個体を得た。
どきどきしながら研究室に戻ったものの、図鑑を開くとあっけなく名前が分かってしまった。しかし、やはりカッコいいタマムシであることに変わりはない。初めての奄美大島で見つけたこの時の二匹は、今でも思い出深い存在である。


私は特にタマムシばかり集めているわけではないが、まあ嫌いではないので、これから手元にある種を時々紹介していきたい。
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by isohaetori | 2011-12-13 22:02 | 標本 | Comments(3)

ヒョウタンゴミムシ

一日引きこもって資料作成や撮影など。
微小なハネカクシを撮るのには相変わらず四苦八苦している。私の使っているコピースタンドは上下の微動が得意でないので、深度合成用の写真を撮るのには不向きなのである。仕方なしにマンフロットのマイクロポジショニングプレートなるものを注文してしまった。撮影機材についてはど素人なので、果たしてこれが使えるものなのかどうかは分からないが…。届くのが楽しみである。

ヒョウタンゴミムシの写真も撮ってみた。CZMは使わず、一枚のみの写真。
f0205097_23555741.jpg

ううむ、これはストロボの使い方を改善した方がよさそうだ(それ以前に標本の整形がなってない、というのは置いといて)。それに最近は深度合成した写真に目が慣れてしまったので、隅々までピントが合った標本写真の方がかっこよく思えてしまう。微動装置が届いたら撮り直してみよう。
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by isohaetori | 2011-09-29 23:55 | 標本 | Comments(4)

ケブカコフキコガネ

「虫友」のあかつき君に、ケブカコフキコガネTricholontha papagenaを頂いた。

触角がチャームポイントのオス。
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地味だが、ちょっと前まではド珍品だったメス。
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いずれも名前に負けぬもふもふ具合である。

本種は奄美~沖縄諸島に産し、12月から3月にかけて出現する。その生態は長らく謎に包まれていたのだが、一昨年、リュウキュウチクの林で発生していることが明らかにされた(恩田・太田,2009)。あの発見が最初に紹介された、リアルタイムの「なまものぶろぐ」は衝撃的だったなあ…。夜中に思わず茶を噴きそうになったもの。

珍品の座からは降りてしまったものの、真冬の沖縄の森を飛び回る変なコガネには、やはりロマンを感じる。私も一度は発生現場を見てみたいものだ。
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by isohaetori | 2011-07-07 19:34 | 標本 | Comments(9)

ハードコア好蟻性ハネカクシ

高度な社会性昆虫であるアリ類に依存した生活をする(好蟻性)昆虫は数多いが,特にその多様性の高い分類群はハネカクシ科甲虫であると考えられる.アリの社会への依存度は種によってさまざまで,中にはアリのコロニーで生活することに高度な特殊化を遂げ,寄主であるアリから直接給餌されるまでになった妙なやつもいる.そんな好蟻性ハネカクシの中でも特におかしな奴を以下に紹介したい.

まずはLomechusa emarginata(チェコ産).季節に応じて,ヤマアリ属Formicaとクシケアリ属Myrmicaの巣を行き来していると思われる.こういう季節ごとの寄主転換という性質は,どういうきっかけと道筋で進化してきたのだろうか.不思議だ.
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Lomechusoides strumosus (スロバキア産).これはヤマアリにつく種.
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この仲間は日本の高地にもいて,このタカネアリノスハネカクシL. suensoniもヤマアリ類の巣から採れるという.これは頂き物.
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この類はいずれも腹部に怪しげなtrichome(毛茸)がもさもさと生えており,いかにもアリをメロメロにする物質が分泌されていそうである.聞くところによると,こいつらは普段アリさんから口移しで餌を食べさせてもらっているらしい.その幼虫も同様にホストのアリから給餌を受けており,時にはアリの幼虫を食うことさえあるそうである.こういうキテレツな生態,ちょっと見てみたい気がする.『蟻マシン』でアリごと飼えるだろうか….それ以前に,まずはこのハネカクシを採らなければ話にならないんだけど.
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by isohaetori | 2011-02-18 22:01 | 標本 | Comments(8)