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昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


by isohaetori

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結構凶悪な磯のダニ

今日は早起きして三浦半島へ。首都高を通っていくのが嫌で嫌で仕方がないが仕方がない。変な日本語…。

車線変更著しい都内の道路も無事に抜け、途中で川島画伯と合流し、現地のN海岸に集合。今回も倉持さんご夫妻と浅野さんが一緒である。一度現地集合するが、あとはそれぞれ好き勝手に動くのはいつも通り。私は砂を掻いてハネカクシを掘った。ついでにツルピカのタカラガイもいくつか拾って、久々の海を楽しんだ。磯ではユスリカの仲間がふよふよと飛び回ったり、潮溜まりの水面を滑走したりしている。日差しもぽかぽかと心地よい。春だなー。


ところで、この季節になると、磯を大きな赤いダニがたくさん走り回っているのを見かける。何も無目的に走っているわけではないだろうが、こいつらが普段何をしているのか長いこと疑問だった。ところが今日、偶然にもその生態の一端を垣間見ることができた。ヒトエグサで覆われた岩の表面を眺めていた時、上の方からこのダニとユスリカの一種がもつれ合うようにして転がり落ちてきたのである。よく見ると、ダニは口吻をユスリカに突き刺してお食事中なのであった。

「虫うめええええええ」と言いつつ血をすうダニーさん。
結構凶悪な磯のダニ_f0205097_23522932.jpg

ユスリカさんはしばらくもがいていたが、私がシャッターを切っているうちにおとなしくなった。ダニーさんに何かを注入されたせいかどうかはわからない。ともかく興味深い光景であった。


午後は近くのファミレスに移り、とある案件について日が暮れるまで話し合い。ゴーサインが出るまではまだしばらくかかりそうだが、有意義な時間だった。


今日撮った可愛い貝については、後日のネタとします! 
# by isohaetori | 2011-03-05 23:50 | 昆虫採集・観察(海)

別刷届く

別刷届く_f0205097_21441236.jpg仕事がだいぶ忙しくなってきた。あとひと月もしないうちに地獄の繁忙期に突入である。
今年は従業員が次々に辞めてしまい、募集の広告を打っても全然人が来ず、未曾有の人手不足に陥りそうな予感がする。しかも今年に入ってからわが職場は酷いトラブル続き。従業員が夜逃げよろしく失踪しちゃうなんて、聞いたこともない!(笑) 色々と不安だ…。 


帰宅すると、丸山さんからESAKIAの別刷りが届いていた。

鳥の羽のような触角を持つヒゲブトオサムシ(属名はその通りの意味)。超カッコイイ!
Maruyama, M. 2011. Pterorhopalus mizotai (Coleoptera, Carabidae, Paussinae, Paussini), a new genus and species of Platyrhopalina from Sabah, Borneo. ESAKIA, (50): 89-92.

タイ産アリノスハナムグリの新種。
Maruyama, M., Ueno, T., Sakchoowong, W. 2011. Coenochilus thailandicus (Coleoptera, Scarabaeidae, Cetoniinae), a new species of Cremastocheilini from Thailand. ESAKIA, (50): 93-96.

それと、日本初記録の属の海ハネに関する論文二本(新種記載含む)。この海ハネたちは個人的にかなり思い入れのある虫なので、近々論文紹介とともに色々と書き綴ってみたい。丸山さんありがとうございました!


明日は三浦半島で調査&打ち合わせ。早起きせんと。
ウニの寄生貝って採ったことないな…。楽しみ。



今日の落書き:ありづかむし(超適当)。本文とは何の関係もありません。
# by isohaetori | 2011-03-04 21:58 | 本・論文

畑でとれたカブ

ちょっと前の畑コーミングで見つけた品.
変なおはじきだな…と思って拾いあげると,
畑でとれたカブ_f0205097_20571334.jpg

…カブだった.
大きさは2センチくらい.以前紹介した大黒様といい,今回のカブといい,こういう小さなガラスものは大好きです.
# by isohaetori | 2011-02-21 20:58 | 昆虫以外の趣味

ハードコア好蟻性ハネカクシ

高度な社会性昆虫であるアリ類に依存した生活をする(好蟻性)昆虫は数多いが,特にその多様性の高い分類群はハネカクシ科甲虫であると考えられる.アリの社会への依存度は種によってさまざまで,中にはアリのコロニーで生活することに高度な特殊化を遂げ,寄主であるアリから直接給餌されるまでになった妙なやつもいる.そんな好蟻性ハネカクシの中でも特におかしな奴を以下に紹介したい.

まずはLomechusa emarginata(チェコ産).季節に応じて,ヤマアリ属Formicaとクシケアリ属Myrmicaの巣を行き来していると思われる.こういう季節ごとの寄主転換という性質は,どういうきっかけと道筋で進化してきたのだろうか.不思議だ.
ハードコア好蟻性ハネカクシ_f0205097_21544286.jpg

Lomechusoides strumosus (スロバキア産).これはヤマアリにつく種.
ハードコア好蟻性ハネカクシ_f0205097_21551087.jpg

この仲間は日本の高地にもいて,このタカネアリノスハネカクシL. suensoniもヤマアリ類の巣から採れるという.これは頂き物.
ハードコア好蟻性ハネカクシ_f0205097_21553445.jpg

この類はいずれも腹部に怪しげなtrichome(毛茸)がもさもさと生えており,いかにもアリをメロメロにする物質が分泌されていそうである.聞くところによると,こいつらは普段アリさんから口移しで餌を食べさせてもらっているらしい.その幼虫も同様にホストのアリから給餌を受けており,時にはアリの幼虫を食うことさえあるそうである.こういうキテレツな生態,ちょっと見てみたい気がする.『蟻マシン』でアリごと飼えるだろうか….それ以前に,まずはこのハネカクシを採らなければ話にならないんだけど.
# by isohaetori | 2011-02-18 22:01 | 標本

FBI

びん集め同志の新井さんから,素敵な目薬びんを頂いた.
FBI_f0205097_22395042.jpg

『鉄道診療所』の文字がものものしい.ごつごつ,あわあわした質感もたまらない.これはひと目見てFBI入りだと感じた.
FBI_f0205097_22424731.jpg


ちなみにFBIとはFavorite Bottles of Isohaetoriの略であり,連邦捜査局とは何の関係もない.
# by isohaetori | 2011-02-17 22:49 | 昆虫以外の趣味