昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


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クロカタゾウムシ

我が家の数少ないペットのひとつ、クロカタゾウムシ。これもJK君の石垣島土産。
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カタゾウムシは、以前美麗なものを色々紹介したことがあるが、こちらは真っ黒で地味な種類。しかし、それを補ってあまりあるほどの可愛らしさがある。体が堅いという防衛手段を持っているからか、実にのんびりとしているのだ。ゆっくりと歩き、ゆっくりと餌を食べ、時々「こつん」と音を立ててケースの天井から落ちる。何かにびっくりして逃げ出す時も、「これで急いでんのか?」と疑問に思えるほどのとろくささである。

普段は餌としてリンゴ、ニンジンなどを与えている。マテバシイの葉もかじるようだ。飼ってみるとかなり長寿だそうで、カブトムシなんかよりは長く付き合える虫といえる。
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by isohaetori | 2011-12-02 21:50 | 飼育 | Comments(2)

クロシオウミハネカクシ

昨日は三浦半島へ調査に行っていた。懸案のハネカクシは何とか1♂を得ることができ、一安心。数が少ないのは、やはり時期外れだからだろう。来年の春以降に期待したい。

せっかく磯に来たのだから…というわけで、岩礁で暮らす虫を探しては撮影の練習をした。これはクロシオウミハネカクシDiaulota pacifica。真の潮間帯性ハネカクシで、潮をかぶるような岩礁の岩の隙間や、岩に固着したヒトエグサの周辺などで生活している。今の時期は完全に越冬モードで、岩の表面を出歩くことはない(ようだ)。
f0205097_2139578.jpg

体長は2ミリちょっとなので、私の機材では画面いっぱいに撮ることはできない。この写真は少し引いて撮った写真を切り出している。しかし、被写界深度が浅いので腹部はボケボケ、ストロボの当て方が悪いので体の下は真っ暗…という、かなり残念なカットになってしまった。虫の姿勢も微妙だし。もっと工夫して撮る必要がありそうだが、ひたすら歩き回る微小なハネカクシを撮るのはなかなか難しい。
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by isohaetori | 2011-12-01 21:52 | 昆虫採集・観察(海) | Comments(0)

カタモンハネカクシ

一昨日の調査で見つけた海岸性甲虫、カタモンハネカクシLiusus hilleri。(短報云々と書いたのはこの種ではありません、念のため)
f0205097_22345410.jpg

体長15ミリを超える、本土で見られる海ハネの中では最大級の種。この個体は真っ黒だが、鞘翅の赤いタイプも見られる。場所によっては急速に数が減っているようで、海岸の環境をみる上で、一種の指標になる虫かもしれない。


合間をみては白バック写真の練習をしているが、やはり一筋縄ではいかない…。試行錯誤あるのみ!
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by isohaetori | 2011-11-27 22:49 | 昆虫採集・観察(海) | Comments(2)

トビイロヒョウタンゾウムシ

川島さんと三浦半島の海岸巡り。
今日は主に下見ということで、計4か所を回った。過去に溜めたデータは既に「第一報」として投稿済みなので、今日からは第二報に向けたサンプル集め。年に一回出る雑誌だから、次の投稿は約一年後か、あるいはもっと先になりそうである。地味にこつこつとやっていきたい仕事だ。

今日は下見のはずだったが、ちょっと驚くようなハネカクシが採れた。検鏡した瞬間にびっくり。あんな(一見)しょーもない浜にいるとは。
残念ながら1♀だけだったので、追加個体を採りに行かなければならない。複数個体を見て、ゲニの確認ができた時点で短報にしたい。
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砂浜のトビイロヒョウタンゾウムシScepticus uniformis。斑紋の変異が多く、見ていて飽きない。つぶらな眼も可愛い。
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by isohaetori | 2011-11-25 23:55 | 昆虫採集・観察(海) | Comments(0)

どんぐりの中の人

拾ってきたスダジイの実から、何かが出てこようとしている。シギゾウの幼虫だろうか。
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がじがじ。顔が粉だらけ。
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正面顔はこんな感じ。
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しかし、ドングリは我が家の貴重な食糧なので、こういう虫はあまり有り難くないのである…。
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by isohaetori | 2011-10-07 23:05 | 昆虫採集・観察(陸) | Comments(2)

三浦半島調査(2)

疲れていたのか、朝起きると既に7時半を回っていた。もっと早起きするつもりだったのに…。久々にTVKの「sakusaku」を見て、やはり黒幕さんは素晴らしいとの思いを新たにした。


まずは昨日ハネカクシを採集した地点Cへ向かい、採集の続き。しかし駐車場に置いた車に吸虫管を忘れるという痛恨のミスを犯し、効率は上がらなかった。この私の忘れっぽさは生まれ持った才能としか思えない。

場所を変え、潮が引き始めた岩礁でハネカクシ採集。岩礁わきの砂を掘り、ナギサハネカクシの一種を得た。この属としてはかなり大型なうえ、最も普通に見られる種なのだが名前がわからない。おそらく未記載種であろうと思っている。

昼を過ぎたところで川島さんから電話があり、合流。地点Dへ向かう。
ここでは懸案であったムシヒキアブをあっさりと発見。しかし押さえておきたかったゴミダマは見つからず…。砂深く潜っているのであろうか。ヒョウタンゴミムシはどれもピカピカで、新成虫が多い季節なのかもしれない。
この浜では最後に良い海藻溜まりを見つけ、存分にハネカクシを採集した。三浦半島初の種も出て、なんとか役目を果たせた気になった。帰宅後のソーティングが楽しみである。発表前なので、あまりこまごまと書けないのがつらい。


日が傾いてきたところで、この二日間にわたる半島の調査はおしまい。海ハネは夏枯れ状態で、得られたサンプルは数百頭程度ではあったが、生息が予測される種はそこそこ出そろってきた感がある。原稿の締め切りは10月中とのことなので、それまでにはもう少しデータを揃えておきたいところ。お忙しいなか、ポイントを案内して下さった川島さんには厚くお礼申しあげます!
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by isohaetori | 2011-09-14 23:55 | 昆虫採集・観察(海) | Comments(4)

暑い砂浜

お盆の切り花商戦でめちゃくちゃに忙しくなっている今日この頃。毎日狂ったように花の水替えや補充をしているが、連日の暑さも加わってなかなかしんどい。早くこのお盆地獄が終わってほしい…(罰当たり発言)


今日は休みだったので、川島画伯と千葉の海や山を巡った。覚悟はしていたがやはり暑い。虫たちも暑そうだった。

熱くなった砂から少しでも離れようと、「高おに」状態のヤマトマダラバッタ。わずかな足場の上で、すごく頑張って背伸びをしている点に注目!(この個体は右後脚を欠損)
f0205097_22584243.jpg

カワラハンミョウも同じ状況。草の上に乗り、精一杯脚を伸ばしている。
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日陰を求め、私のスニーカーの陰に飛び込んできて休むカップル。あのー、私動けないんですけど…。
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この後も、日陰を求めるカワラハンミョウには何度も纏わりつかれた。私の足によじ登ってくる個体も現れるほど。パラソルを立てておいたら、この砂場じゅうのハンミョウを呼ぶことができそうだ。「カワラハンミョウの日陰採集法」とでも呼んでおこうか。私は採らないけど。


今日の主たる目的はニッポンハナダカバチだったが、その活動はもう完全に終盤に差し掛かっているようだった。オスは姿を消し、メスも数える程度。僅かに残った個体は散漫な感じで巣穴掘りをし、最後の子育てをしているようであった。

昔の文献が示すように、ハナダカバチは本来真夏の虫だと思う。しかし、活動時期が年々早まっているのも確かなようだ。少なくとも、7月中に活動のピークが終ってしまうなんて、数十年前には考えられなかったはずである。これを温暖化のせいと即断するわけにはいかないが、この働き者の虫に何かが起きているのは間違いのないところ。この20年くらいでもセミの活動時期や分布が変わってきているのを肌で感じるし、こういう年を追うごとの不自然な変化は気になって仕方がない。

世の生き物屋の多くも、この手の変化をあちこちで感じ取っているのではないだろうか? 
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by isohaetori | 2011-08-12 23:05 | 昆虫採集・観察(海) | Comments(4)

HSKZ

葉上のHSKZ。
f0205097_2129575.jpg

もちろんヒメシロコブゾウムシのことです。もう既にわけが分からない…。


SKZはこちら
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by isohaetori | 2011-07-30 21:33 | 昆虫採集・観察(陸) | Comments(2)

SKZ

今日は妻の通院の日。診察が終わるまでの間、私は病院の付近を散歩して回った。幸い雨はやんでいたので、それなりに虫探しを楽しめた。

クズの上のシロコブゾウムシ。じっと動かない。
f0205097_17185572.jpg

アリが彼の体の上をどんどん通過していく。口の周りをしつこく嗅ぎまわっていく輩もいるが、彼は何ら意に介することもなく、不動の姿勢を保ち続ける。シロコブゾウムシ様はおおらかで、心の広いお方なのだ(単に鈍いだけだ、などと言ってはいけない)。


ちなみにタイトルのSKZはシロコブゾウムシの略である。
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by isohaetori | 2011-07-19 17:45 | 昆虫採集・観察(陸) | Comments(2)

ケブカコフキコガネ

「虫友」のあかつき君に、ケブカコフキコガネTricholontha papagenaを頂いた。

触角がチャームポイントのオス。
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地味だが、ちょっと前まではド珍品だったメス。
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いずれも名前に負けぬもふもふ具合である。

本種は奄美~沖縄諸島に産し、12月から3月にかけて出現する。その生態は長らく謎に包まれていたのだが、一昨年、リュウキュウチクの林で発生していることが明らかにされた(恩田・太田,2009)。あの発見が最初に紹介された、リアルタイムの「なまものぶろぐ」は衝撃的だったなあ…。夜中に思わず茶を噴きそうになったもの。

珍品の座からは降りてしまったものの、真冬の沖縄の森を飛び回る変なコガネには、やはりロマンを感じる。私も一度は発生現場を見てみたいものだ。
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by isohaetori | 2011-07-07 19:34 | 標本 | Comments(9)