昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


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イラガセイボウ

昨年末に採集しておいたイラガの繭から、イラガセイボウPraestochrysis shanghaiensisが羽化した。…というか、していた。私は仕事に出ていて気がつかなかったのだが、標本箪笥の上に放り出しておいた繭からいつの間にか脱出し、部屋の中をぶんぶん飛び回っていたらしい。幸い妻が捕獲してくれたおかげで事なきを得たものの、窓が開いていたらサヨナラするところだった。繭はちゃんとケースにしまっておきましょう。
f0205097_22354367.jpg

うーん、美しい。
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by isohaetori | 2009-05-31 22:37 | 飼育

ウマノオバチに再挑戦

先日の採集では、天下の奇虫ウマノオバチの撮影をするつもりが見事に振られてしまった。しかし我々はそう簡単には諦めない。目的を達するまでしつこくリベンジするのである。今回も川島さんと金谷で合流して採集開始。


まずはなんだか違和感のあるアリスアブが目に入った。掬ってみたらキンアリスアブで、これは自己初採集。ここにはただのアリスしかいないものと思っていたのでちょっと嬉しい。体中に金色の毛が生えていて、もこもこのモール玉のようだ。ソーキュート。しかし、即ネットに入れてしまったので写真はない…。
ちなみにこちらはただのアリスアブ(↓)。黒目がちな癒し系キャラ。幼虫はケアリ類の巣内で生活する(一方、キンアリスアブはクロヤマアリの巣に入るらしい)。
f0205097_235848.jpg


トビイロケアリの巣を暴いたら、コヤマトヒゲブトアリヅカムシがいくつも出てきた。こいつら自身もよく歩く上、アリがちょっかいを出しまくっているのでなかなか撮影できない。これはもちろんトリミングしている。
f0205097_23583177.jpg


同じトビイロケアリのコロニー付近に固まっていたヒロズコガの幼虫ケース。こいつらはアリを食っているという話を聞いたことがあるが、本当だろうか…。
f0205097_23585242.jpg


前回ヒメウマノオバチが山ほどたかっていた木を見に行ったら、まるであの光景が嘘のようにいなくなっていた。産卵シーズンは終わってしまったのか? 目的のウマノオバチもおらず、思わずがっかりする。
ここではオオヒラタエンマムシにモデルになってもらった。朽木の上に乗せてのやらせ写真。しかし、テキは全身ツヤツヤのピカピカでうまく写真が撮れない。周囲の風景やフラッシュが写り込んでしまうのだ。ああもう。
f0205097_23591288.jpg


その後も寄り道&脱線しつつウマノオ探し。しかし見つからない。私が半分あきらめそうになっていたところへ、川島さんが網を掲げてやってきた。
「あっちで一匹採れたよ」
「えっ!」
林内をふわふわと飛んでいたらしい。写真を撮りたかったがとまりそうにないので確保したという。とりあえず目的の虫はひとつ採れたわけだ。よかった…。へっぽこ案内役の私もひと安心した。


休憩後、ぶっとい丸太を組み上げた展望台でセイボウを待つことになった。こういう樹皮のない裸状態の木は、いかにも蜂が好みそうだ。確かにじっと見ているとヒメバチやドロバチの類がちょくちょくやってくる。最終的にはここでナミハとムツバの2種が採れたが、採るのに精いっぱいで生態写真なんか一切ない。だって撮ってる間に逃げられるかもしれないんだから。と、ブロガーである前に虫屋の私はこういうところでサービス精神ゼロ。
で、帰ってから室内で写したムツバセイボウがこれ(↓)。本種はフタスジスズバチに寄生するという(こちらも一匹採れた)。
f0205097_23594250.jpg


いやー、どこから見ても綺麗な虫だ。嬉しいことに、マスダクロホシタマムシもやってきた。必殺虫屋つまみ。…というのかどうか知らないが、カミキリ屋さんっぽいやりかたで保定しつつ撮影。金色っぽく写っているが、実際には角度によってメタリックグリーンの輝きを放つ。
f0205097_00464.jpg



今回はいつになく派手な虫を採った採集であった。
M山を降りてから、前回同様近くの砂浜でハチ探し。キスジツチスガリの営巣地を見たりアリバチを探したりしてから、6時過ぎに解散。川島さんにはいろいろと教わりっぱなしな一日でした。ありがとうございました。
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by isohaetori | 2009-05-27 23:00 | 昆虫採集・観察(陸)

スズメバチネジレバネ

f0205097_1692569.jpg昨年の12月に採集したコガタスズメバチに、スズメバチネジレバネのメスが一匹寄生していた。今年はぜひともオスの姿を撮影してみたいと思っているのだが、この手の虫が一筋縄でいくとは思えないのであれこれと思案中。
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by isohaetori | 2009-05-18 16:26 | 標本

朽木の虫など

GW&母の日をついに乗り切った! まだまだ忙しい日は続くが、ひとまずよく頑張ったぞ私。と、自分で自分を褒めて精神の安定を図ってみる。

昆研の先輩川島さんから、ウマノオバチの生態写真を撮影したいとの連絡を頂いていたので、千葉県の某山にご案内することにした。ここでは毎年ウマノオバチの姿を確認しているし、他にも面白い虫が色々と見られるはず。金谷のフェリーターミナルで合流していざ出発。

登り始めてすぐに伐採木を放置してある現場に遭遇。切られたばかりの生木だが、それなりに虫が集まっている。普通種の写真ばかりでゴメンナサイ。
↓キマダラヒゲナガゾウムシ。
f0205097_2317497.jpg


↓同じ個体の正面。びっくりしたような顔。
f0205097_23173063.jpg


↓ヒラタカメムシ軍団。恐ろしく平べったい。こう見えてもちゃんと飛ぶし、ちゃんと臭い。
f0205097_2318521.jpg


↓たくさんいたナガタマムシ。同定に自信なし。
f0205097_2318294.jpg


↓ミドリカミキリ。このブログには相応しくない美麗種。
f0205097_23185176.jpg


↓オオキバチビヒラタムシ。こうして見ると迫力ある虫だが、体長は約3ミリ。
f0205097_23191637.jpg


この他にも色々な甲虫が採れて楽しめた。やはり材に来る虫は面白い。しかし肝心のウマノオバチは見つからない。いやー困った、と思っていると、ウマノオバチならぬヒメウマノオバチがいっぱいたかっている衰弱木を発見した。
↓ヒメウマノオバチ
f0205097_23194031.jpg


それにしても多い。次から次に飛んでくる。川島さんはここで存分に撮影された模様。本命のウマノオバチは結局見つからなかったが、完全な空振りでなくてよかった…。


少しだけ時間が余ったので、最寄りの海岸をぶらつくことにした。ハチにはまだ少し季節が早いようだが、良い環境が残っているので、初夏に来たら良い成果が得られるだろう。川島さんはここでいくつか狩り蜂を採り、私はボラの死体を叩いてハネカクシを採った。犬の死体もあったが、これは叩かずにそっとしておいた。ここで今日の採集は終了。

帰宅後に採集品を軽く整理してみたところ、海岸で採った虫の中に少しばかり興味深いものが入っていた。ちょっとした報告ものなのだが、わずか一個体しかなかったのが惜しい。今度追加を狙いに行こう。
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by isohaetori | 2009-05-13 23:21 | 昆虫採集・観察(陸)