昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


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日本産イソハネカクシ属の5新種

お知らせが遅くなってしまいましたが、イソハネカクシの記載論文が出ました。

Ono, H. & Maruyama, M., 2014. Five new species of the intertidal genus Halorhadinus Sawada (Coleoptera, Staphylinidae, Aleocharinae) from Japan. Esakia, (54): 41-50.
PDFはこちら。


これまで3種が知られていたイソハネカクシ属だが、今回5種を新たに記載し、計8種となった。本属の種はいずれも潮間帯の砂礫中に生息しており、波打ち際を掘ることで採集される。四万十川の河口付近で得られたアシナガイソハネカクシH. miyataorumだけはトラックトラップに入ったもので、本来の生息環境は未確認。おそらく付近の水際を掘ることで見つかるだろう。
驚いたことに大分の海岸では4種が同所的に生息しており、小型の種は砂礫の細かいところに、大型の種はやや粒の粗いところに、といったように、空間の大きさによって棲み分けている可能性が示唆された。

今回記載した5種には、いずれも発見に携わった方々に献名させて頂くことにし、それぞれH. kawashimai, H. miyataorum, H. miyakei, H. masakazui, H. satoiという学名をつけた。和名については、中二感溢れるカッコいい名前にしようかとも一瞬考えたが、結局良いものを思いつかず、その種の特徴を表す言葉を頭に付けたものとした(ツヤケシ、アシナガ、ヒメ、ウスチャ、アメイロ)。しかし、虫の名前を自分で考えるなんて夢のようで、実に楽しかった。


今回の仕事では多くの虫屋さんや研究者の方々にお世話になりました。この場を借りて厚くお礼申しあげます。特に辛抱強く私の原稿を直してくださった丸山さんには感謝の言葉もありません。
次のテーマも海岸性のハネカクシに決まりました。引き続き頑張ります。
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by isohaetori | 2014-04-11 23:32 | 本・論文 | Comments(0)

脇見運転しているわけではありません

朝から茨城県で会議。北は雪が積もっているだろうと予想して早めに出たが、どうということはなかった。

道々、採集に良さそうな場所、特に湿地を探しながら行く。昨年ポーランドのPasnik博士にTachyusaのレビジョンをPDFで頂いたので、今年はちゃんと採集して同定してみたいと思っている。Tachyusaは世界から50種ちょっとが知られている属で、千葉県では2種の記録があるようだ。細い体にぷっくりと膨らんだエリトラが特徴的で、どちらかと言うと平地の湿地に多くいるようなイメージがある。もっとも、こういう環境はメダカのN先生が相当調べているはずなので、千葉県でこれ以上記録を増やすのはちょっと難しいかもしれない。

会議は平穏に終わり、帰宅するとイソハネの第二校が届いていた。この仕事ももう少しで終わる。
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by isohaetori | 2014-02-05 23:55 | 日常 | Comments(0)

ろくろ首の虫

マレーシアの珍妙なデオキノコ、Diatelium wallacei。オスの首がやたらに長い。まさに奇虫。

diatelium

首が長い甲虫ではマダガスカルのオトシブミTrachelophorus giraffa、フィリピン産オトシブミのClitostylus tenuissimusなどが有名で、ミツギリゾウでも確か首長の奴がいたような気がするが、このデオキノコもなかなかのものだ。オス同士がこの首を使って争う様が想像される。首の長い虫を集めてみるのも面白いかも。

首が長いと言えば、リボンカゲロウの幼虫もおかしな虫である。ろくろ首のアリジゴクといった趣で、乾燥地の地表をひょこひょこ歩いているらしい。
最近動画を見つけたので貼っておく。



うーん、実物を見てみたい。
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by isohaetori | 2014-01-30 22:39 | 標本 | Comments(4)

名前をつける

マルハナバチ図鑑のチラシを見て、著者の高見澤今朝雄さんという名前に思い当たるところがあり、調べてみるとやはりタカミザワ彗星の高見澤さんだった。小さい頃に読んでいた天文の本に、日本人のアマチュア天文家が新彗星発見!と、大きく扱われていたのが記憶に残っている。彗星に名前が付くなんてカッコいいなあと子供心に憧れを抱いたものだ。星にしても虫にしても、新発見をしてそれに名前がつくというのは、子供にとって何か特別な印象を与えるものなのである。

思えば小学生のころの私は、虫や車だけでなく星も大好きな子供だった。必死でお小遣いを貯めて小さな天体望遠鏡まで買ったほどだ。しかしそれは子供でも買える程度のものゆえ非常に扱いづらく、すぐに使わなくなってしまった。今となっては星座の名前などすっかり忘れてしまっている。要するに飽きっぽい子供だったのだろう。


星には飽きてしまったけれど、虫への興味は続いており、これは生涯の趣味となりそうである。そして今は嬉しいことに、自分で虫に名前をつけるという長年の憧れが実現しつつある。丸山さんと共著でやっているイソハネカクシの記載である(先月の甲虫学会大会で発表したネタ)。
これはそもそも丸山さんが大分県産の数種を単著で書くはずの仕事だったのだが、三浦半島で採れた同属の未記載種をもって横入りしてきた私に、せっかくだから大分のもまとめて共著で発表しましょうと言ってくださり、しかも第一著者の座も譲ってくださったのだった。やりますやります!などと私が食いついたからなのだが、後で冷静になってみると、丸山さんがやった方が絶対いいのに、私なんかに書かせて本当に大丈夫なんだろうか…などと心配になってしまった。申し訳なく思うとともに、こういう機会を与えて頂いたことにとても感謝している。


というわけで、ここしばらくはその原稿にかかりきりだった。慣れない絵描きや記載文には四苦八苦した。一度草稿を送ったら真っ赤になって返ってきて、私は逆に青くなった。結局締切ぎりぎりになって何度も丸山さんの手を煩わせてしまい、今回ほど自分のダメっぷりを痛感したことはない(ホントにすみません…)。

ともあれ、その原稿もほぼOKを頂いたので、順調にいけば来春発行のEsakiaに掲載される予定。最終的には神奈川から1種、大分から3種、高知から1種の新種が確認されたのだが、いずれも各地で甲虫を研究されている多くの方々のご協力あってのものである。ありがとうございます! 今回の仕事を通じて、分類の研究って面白いんだなあとしみじみ感じたので、自分の実力不足は顧みず、今後も海ハネの調査は進めていきたいと思う。
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by isohaetori | 2013-12-24 23:55 | 本・論文 | Comments(3)

近況

f0205097_20111379.jpgいまだかつてないほどブログに穴を空けてしまった。大穴である。まさに看板に偽りなし。その間にもチェックして下さっていた方には申し訳ありません…。

今月23、24日の甲虫学会大会には参加できることになった。昨年ハネカクシ談話会の小集会でやったネタが進んだので、今回はそれを一般講演にて発表することにした。原稿書きと並行して、今はその準備をしている。タイトルは以下の通り。
小野広樹・丸山宗利:日本産イソハネカクシ属Halorhadinus(ハネカクシ科)の未記載種について

記載論文は今年中に投稿できればと思っている。これが受理されれば、日本のHalorhadinusは一気に増えることになるので楽しみだ。海ハネの世界は奥が深い。
ここ数カ月、論文を読むのと書くのとでは大違いということが身に沁みてわかった。絵描きにも四苦八苦したし、もう途方に暮れていたと言ってもいい。もっと英語と記載用語を勉強しよう…。
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by isohaetori | 2013-11-08 20:14 | 本・論文 | Comments(2)

小さなハネカクシ

ここしばらくの間、休日のたびに引きこもって、ハネカクシの解剖や観察、スケッチなどに明け暮れていた。自分の不器用さと絵の拙さに絶望的な気分を何度も味わったが、なんとか作図の作業が一段落し、図版組みの作業にまで辿りついた。まだ全然終わっていない記載文にもたいへん苦労しそうだが、これらはずっとやりたかった仕事なので辛くはない。これからもめげずに取り組みたい。


今日は気晴らしとして、久々に野外へ出ることにした。すっかり季節が進んでいて、一部の早春の虫はもういなくなっているほどであった。しかし、ハムシドロバチの狩りやセイボウたちの群れは今年も目にすることができた。たくさんのホソセイボウに混ざってリンネもいた。ビロードツリアブはふわふわと飛ぶ合間に、地面でお尻をもじもじさせて砂を取り込んでいた。クロナガアリの巣では結婚飛行が行われるところで、女王と王アリが続々と巣穴から飛び立っていた。その他にも様々な虫をのんびりと眺め、心和む時を過ごした。ぽかぽかとした日差しも心地よい。やはり生き物屋は野外に身を置いている時が一番幸せなのだ。

ハチを見たあとは、少しだけ朽木を起こして遊んだ。小さなハネカクシが歩いていたので撮影。Edaphusの一種だと思う。体長1.2ミリほど。

edaphus

このハネカクシは学部生の時に初めて見つけ、これはきっと原始的なアリヅカムシだ、すごい珍品に違いない! と思って勇んで研究室に持ち帰ったが、しもべ先輩に「ああEdaphusね、これよく採れるんだよね」と即座に言われてがっかりした思い出深い虫である。
こんな小さい虫でもちゃんと研究している人はいるもので、南西諸島のものを中心に、最近たくさんの種が記載された(Puthz, 2010)。このサイズの虫を余裕で解剖できるなんてどうかしてるよ…。その器用さが欲しいと、3ミリ弱の虫にすら手こずっている私は思う。

今日見た他の虫については、また余裕ができたら紹介します。
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by isohaetori | 2013-04-25 22:58 | 昆虫採集・観察(陸) | Comments(2)

海ハネ切手

海福雑貨さんへ納品に行ってきた。昆虫や貝の標本を追加し、骨も置いてもらうことになった。これらのアヤシゲな品々は、昨年12月に開店した二階の「海福雑貨分室」にて取り扱っております。一度ご覧いただければ幸いです。



虫やびんは言うまでもないが、虫屋の常として、私は昆虫切手も密かにコレクションしている。メインは甲虫。あまり熱心ではなく、見かけた時にちょこちょことつまむ程度だが、3,4年やっていたらそれなりに増えてきた。
そして、長いこと憧れていたこの切手を、最近ようやく手に入れた。仏領南極の昆虫切手である。全6種発行されたもののうち、以下の3種類が我が家にやってきた。

R0015101

特に嬉しかったのが、Antarctophytosus atricepsという、南極地域から知られているロマンあふれるハネカクシだ(今はLeptusaに入れられている模様)。これについては、以前サウスジョージア島のハネカクシ論文を紹介したときに、少しだけ言及したことがある。意外にも南極地域には多くの昆虫が生息しているので、今後も新たに発行されることを期待している。
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by isohaetori | 2013-01-12 20:49 | 昆虫以外の趣味 | Comments(2)

あと三日…

甲虫学会が三日後に迫っている。今回のシンポジウムは「海浜性甲虫の多様性と進化」と題して行われる。私の興味のど真ん中を突くテーマであり、とても楽しみ。しかも1日、2日の両日とも参加できるのは嬉しい。私はハネカクシ小集会で一件、海ものに関する発表をすることになっている。


思えば、なんとか休みをもらえることがわかって、発表の準備を始めたのが先月の中ごろ。実はその時はネタとなる虫の解剖すらしておらず、なかば見切り発車で発表を申し込んでしまったため、果たしてどうなることかと内心ドキドキしていたのであった(分類の発表をしようというのに、申し込みをしてからおもむろにロットリングを買いに行ったことは秘密だ)。

で、12月になるのなんてあっという間だろうな~とぼんやり思っていたら、本当にあっという間だった。しかし発表の準備はなんとかなった(と思いたい)。私のやるプレゼンのタイトルは以下の通り。


小野広樹・丸山宗利:三浦半島などから得られたイソハネカクシ属Halorhadinusの未記載種について.


小集会での小さな話題提供とはいえ、人前で発表することに変わりはないので緊張する。信じてもらえないかもしれないが、私はかなりの人見知りで、大勢の前で話すのが非常に苦手なチキン野郎なのである。緊張のあまり壇上で様々な液体を漏らすかもしれない(汚いな…)。
しかしこの属は非常に面白い分類群なので、今回の発表はぜひ多くの人に聞いてもらいたいと思う。そして海ハネに興味を持ってくれる人が少しでも増えたらうれしい。ハネカクシ小集会は大会二日目の夕方に行われる予定。
会場に、やけに色黒で痩せ形で眼鏡をかけた30代前半の男性がいたら私かもしれません(そんな外見なので、職場では『メガネゴボウ』のあだ名で呼ばれていたこともある)。それでは甲虫屋の皆さま、豊橋でお会いしましょう。
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by isohaetori | 2012-11-28 22:00 | 日常 | Comments(0)

飛べ! ナギサハネカクシ

朝起きたら、外は真っ白。今日は亀澤さんと採集に行く予定だったのだが、この天気でお流れになってしまった。実は先週にも一度、雨のため延期になっていて、今日で二度目の雨天中止である。ここでも雨男ぶりを遺憾なく発揮してしまい、さすがに悔しい。


採集ネタに困ってきたので、某県某所で某日に撮影した某ハネカクシ(何それ)をご紹介。ナギサハネカクシ属の一種Bryothinusa sp.。
こいつは種名こそ未決定ながら、とある河口では最も多く見られる種である。砂泥に埋もれた石を起こすと見つけることができる。
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石の下面にもくっついているほか、泥を適当に掻きまわすと水面にたくさん浮かんでくる。
このように脚先で水面に立ち、風を受けてふわふわと漂う。
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溺れることはまずない。
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スイスイ。シンクロナイズド海ハネカクシ。
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ふわふわと漂っていたかと思うと、いきなり水面から飛び立つ。これは後翅を出したところ。数秒後に私の視界から消え失せた。
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河口の虫は面白いが、撮影機材が泥だらけになるのが難点である。
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by isohaetori | 2012-02-29 17:58 | 昆虫採集・観察(海) | Comments(2)

またもや未記載種?

今日の午前中は遅い衣替えをしたり、窓に保温用のシートを貼ってみたり、家のこまごまとしたことを片付けた。世間は節電モードで、この断熱シートなるビニール製品が売れているようだが、果たしてどれほど効果があるのだろうか? ちょっとした期待をもって、この冬に試してみることにした。


午後は三浦で採集してきたハネクシを検した。わずか2個体しかないが、外見をよくよく見ると、どうにも違和感を覚える虫だった。もしやと思いゲニを抜いてみると、やはりというか、既知の種とは似ても似つかぬものが出てきた。どうやらバリバリの未記載種だったらしい。こんなに大きな虫なのに!(3ミリくらい)。
できれば沢田先生の論文を参考に口器周辺も観察したいのだが、生物顕微鏡を持たぬ身としては、今できる作業はここまで。追加個体をもう少し採ったら丸山さんに送ろう…。

こういう虫をいじっていると、やはり生物顕微鏡が欲しくなる。経済的理由によりあまり考えないようにしていたが、中古を探してみようかと思う今日この頃。しかし買ったとしても、それを置いて作業するスペースがもはやない。どうしたものか。
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by isohaetori | 2011-12-05 21:50 | 日常 | Comments(2)