
昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。
by isohaetori
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読書三昧
この年末年始の長い休みで、久々にまとまった量の本を読むことができた。なにしろ年末は家に缶詰状態で、しかも私はテレビを一切見ない人間なので、必然的に本か虫を相手にすることになるのだ(暗いな)。
以下、その読書内容(一部)。
吉村昭「破獄」(新潮文庫)……実在した囚人の超人的な脱獄っぷりを描いたものだが、戦前から戦後にかけての日本の風景を描いた作品として読んでも面白い。たしかこの囚人佐久間の脱獄劇は、昔テレビの伝記番組で取り上げられたことがあるようなないような…。子どもの頃、何かの番組で観た記憶がある。
同、「羆嵐(くまあらし)」(新潮文庫)……戦前の北海道で実際に起きた事件を描いたノンフィクション。山間の集落がヒグマに襲われ、6人の男女が殺された。ヒグマの圧倒的な力に住民はなすすべがなく、読んでいて本当に怖い本だった。クマなめてました。
天沼春樹(文) 大竹茂夫(絵)「アリストピア」(パロル舎)……妻からの頂きもの。冬虫夏草画家(?)としても有名な大竹画伯の作品とあって、いそはえとりさん大喜び。シュールな絵は好みが分かれそうなところ。
佐藤満彦「ガリレオの求職活動 ニュートンの家計簿」(中公新書)……大学生の頃に買って、ろくに読まずに本棚で眠らせていたもの。放置しすぎ。
柳田国男「日本の伝説」(新潮文庫)……柳田先生の素晴らしい文章に涙が出る一冊。なんて美しい、やさしい日本語なんだろう。「地名の研究」(角川文庫)もついでに読んだ。こちらも面白い。柳田先生、一生ついて行きます!
志賀直哉「小僧の神様・城崎にて」(新潮文庫)……志賀直哉は私がもっとも崇拝する作家のひとりである。これは常に私の本棚にある短編集で、折に触れ繰り返し読む一冊。表題の二編は言うまでもないが、個人的には「赤西蠣太」も好き。話は変わるが、若かりし頃の志賀直哉はスポーツにも秀でた結構なイケメン(死語)である。
佐野三治「たった一人の生還 -「たか号」漂流二十七日間の戦い-」(新潮文庫)……高校生の頃一度読んだはずなのだが、読み返したくなって近所のブックオフで買ってきた(@105円)。漂流とか遭難とか、私はそういったテーマの本が結構好きなのだ。
「日本の詩歌17」(中央公論社)……全30巻からなる叢書のうちの一冊。堀口大学の詩が入っていたので図書館で借りてきた。この人、言葉選びの感覚が尋常じゃなく、もう天才としか言いようがない。ひたすら敬服。
吉田戦車「スカートさん」(エンターブレイン)……中学生的な下ネタ満載で面白い。しかし「伝染るんです。」や「ぷりぷり県」の面白さにはかなわなかった。
こうして振り返ってみると支離滅裂なセレクトで、読み散らかしたという表現がぴったりくる読書生活であった。ちなみに今は野中健一「民族昆虫学 -昆虫食の自然誌-」(東海大学出版会)というのを読んでいる。これを読むと虫を食べたくてしょうがなくなる…というわけではなさそうだが、なかなか面白い。
以下、その読書内容(一部)。
吉村昭「破獄」(新潮文庫)……実在した囚人の超人的な脱獄っぷりを描いたものだが、戦前から戦後にかけての日本の風景を描いた作品として読んでも面白い。たしかこの囚人佐久間の脱獄劇は、昔テレビの伝記番組で取り上げられたことがあるようなないような…。子どもの頃、何かの番組で観た記憶がある。
同、「羆嵐(くまあらし)」(新潮文庫)……戦前の北海道で実際に起きた事件を描いたノンフィクション。山間の集落がヒグマに襲われ、6人の男女が殺された。ヒグマの圧倒的な力に住民はなすすべがなく、読んでいて本当に怖い本だった。クマなめてました。
天沼春樹(文) 大竹茂夫(絵)「アリストピア」(パロル舎)……妻からの頂きもの。冬虫夏草画家(?)としても有名な大竹画伯の作品とあって、いそはえとりさん大喜び。シュールな絵は好みが分かれそうなところ。
佐藤満彦「ガリレオの求職活動 ニュートンの家計簿」(中公新書)……大学生の頃に買って、ろくに読まずに本棚で眠らせていたもの。放置しすぎ。
柳田国男「日本の伝説」(新潮文庫)……柳田先生の素晴らしい文章に涙が出る一冊。なんて美しい、やさしい日本語なんだろう。「地名の研究」(角川文庫)もついでに読んだ。こちらも面白い。柳田先生、一生ついて行きます!
志賀直哉「小僧の神様・城崎にて」(新潮文庫)……志賀直哉は私がもっとも崇拝する作家のひとりである。これは常に私の本棚にある短編集で、折に触れ繰り返し読む一冊。表題の二編は言うまでもないが、個人的には「赤西蠣太」も好き。話は変わるが、若かりし頃の志賀直哉はスポーツにも秀でた結構なイケメン(死語)である。
佐野三治「たった一人の生還 -「たか号」漂流二十七日間の戦い-」(新潮文庫)……高校生の頃一度読んだはずなのだが、読み返したくなって近所のブックオフで買ってきた(@105円)。漂流とか遭難とか、私はそういったテーマの本が結構好きなのだ。
「日本の詩歌17」(中央公論社)……全30巻からなる叢書のうちの一冊。堀口大学の詩が入っていたので図書館で借りてきた。この人、言葉選びの感覚が尋常じゃなく、もう天才としか言いようがない。ひたすら敬服。
吉田戦車「スカートさん」(エンターブレイン)……中学生的な下ネタ満載で面白い。しかし「伝染るんです。」や「ぷりぷり県」の面白さにはかなわなかった。
こうして振り返ってみると支離滅裂なセレクトで、読み散らかしたという表現がぴったりくる読書生活であった。ちなみに今は野中健一「民族昆虫学 -昆虫食の自然誌-」(東海大学出版会)というのを読んでいる。これを読むと虫を食べたくてしょうがなくなる…というわけではなさそうだが、なかなか面白い。
by isohaetori
| 2010-01-05 23:11
| 本・論文
