昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。
by isohaetori
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写真や文章の無断転載は禁止します。
Copyright © 2009-2019
Hiroki Ono All Rights Reserved.
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おすすめ本2冊
最近買った、オススメの本二冊。
醤油鯛:沢田佳久著,アストラ
醤油鯛とは、お弁当の中で時々みかける、あの魚型をした容器のこと。その醤油鯛を外部形態に基づいて記載、分類した本がこれである。生き物屋にはなじみ深い、非常に正統な分類学的手法をもって構成された硬派なつくりで驚かされるが、それもそのはずで、著者は兵庫県博でゾウムシ類の分類を手掛けられているプロの分類学者である。ちなみにウェブサイト版はこちら。http://www.geocities.jp/shoyu_dai/front.htm
ところで、夏にでたガチャガチャで「たれびんストラップ」なるものがある。醤油鯛は普通「鯛」であることが多いが、これはシーラカンスだのナポレオンフィッシュだのシュモクザメだの、妙な魚の醤油鯛をストラップにしたものだ。先日私も見つけたので試してみたところ、欲しかった「シーラカンス醤油鯛」が一発で出たので嬉しかった。
これは現在私の携帯電話にぶら下がっている。誰が喜ぶんだこんなもの…と思われるかもしれないが、やはりハマるひとは結構いるのである。
もう一冊。一時期、アマゾンで品切れになっていたほど人気の本。
アリの巣をめぐる冒険-未踏の調査地は足下に:丸山宗利著,東海大学出版会
一刻も早く読みたかったのに、私はうっかりアマゾンに注文を入れてしまったため、手元に届くまでに結構かかった。
期待していた通り、読み終わってしまうのが寂しくなるくらい、ぐいぐいと引き込まれるような面白さに満ちていた。好蟻性昆虫の研究を主に扱っているため、虫屋を驚愕させるような珍奇な虫が山ほど出てくるし、新発見の連続である調査の過程には胸が踊り、生き物好きなら興奮のあまり動悸・息切れなどが起こるかもしれない(寝る前に読むのは不眠につながるので避けた方がよいと思う)。
かと言ってマニアックな虫屋向けの本というわけではなく、一般にも分かりやすい言葉と用語を選んで書かれているのでたいへん読みやすかった。今年読んだ自然誌系の本のなかで、間違いなくベスト3に入るお薦め本!
わくわくするような発見の話がとにかく面白い本だが、個人的に好きだったのは、丸山さんご本人の自伝的な部分だった。言うまでもなく丸山さんは分類学の世界で牽引役となっておられる方だが、そこに至るまでの過程は苦難の連続だったことを、この本を読んで改めて知った(研究の面白さは、そうした困難を補って余りあるほどのものだということも)。だからこそ、本書に出てくるエピソードの数々には重みがあり、それに勇気づけられる読者はたくさんいることと思う。特に研究の世界に興味を持っている学生には良い影響があるに違いない。また、一部の人の進路決定に、この本が重要な役割を果たすことがあるかもしれない(私にもそういう「人生を変えた本」がいくつかある)。そういう意味で、特に若者のために書かれた本とも言えるのではなかろうか。
ちなみに私は既に若者とは言えない歳だが、やはりこの本からはやる気をいただいた。俺も頑張ろうと思わせる、そんな魅力に満ちた一冊。
醤油鯛:沢田佳久著,アストラ
醤油鯛とは、お弁当の中で時々みかける、あの魚型をした容器のこと。その醤油鯛を外部形態に基づいて記載、分類した本がこれである。生き物屋にはなじみ深い、非常に正統な分類学的手法をもって構成された硬派なつくりで驚かされるが、それもそのはずで、著者は兵庫県博でゾウムシ類の分類を手掛けられているプロの分類学者である。ちなみにウェブサイト版はこちら。http://www.geocities.jp/shoyu_dai/front.htm
ところで、夏にでたガチャガチャで「たれびんストラップ」なるものがある。醤油鯛は普通「鯛」であることが多いが、これはシーラカンスだのナポレオンフィッシュだのシュモクザメだの、妙な魚の醤油鯛をストラップにしたものだ。先日私も見つけたので試してみたところ、欲しかった「シーラカンス醤油鯛」が一発で出たので嬉しかった。
これは現在私の携帯電話にぶら下がっている。誰が喜ぶんだこんなもの…と思われるかもしれないが、やはりハマるひとは結構いるのである。
もう一冊。一時期、アマゾンで品切れになっていたほど人気の本。
アリの巣をめぐる冒険-未踏の調査地は足下に:丸山宗利著,東海大学出版会
一刻も早く読みたかったのに、私はうっかりアマゾンに注文を入れてしまったため、手元に届くまでに結構かかった。
期待していた通り、読み終わってしまうのが寂しくなるくらい、ぐいぐいと引き込まれるような面白さに満ちていた。好蟻性昆虫の研究を主に扱っているため、虫屋を驚愕させるような珍奇な虫が山ほど出てくるし、新発見の連続である調査の過程には胸が踊り、生き物好きなら興奮のあまり動悸・息切れなどが起こるかもしれない(寝る前に読むのは不眠につながるので避けた方がよいと思う)。
かと言ってマニアックな虫屋向けの本というわけではなく、一般にも分かりやすい言葉と用語を選んで書かれているのでたいへん読みやすかった。今年読んだ自然誌系の本のなかで、間違いなくベスト3に入るお薦め本!
わくわくするような発見の話がとにかく面白い本だが、個人的に好きだったのは、丸山さんご本人の自伝的な部分だった。言うまでもなく丸山さんは分類学の世界で牽引役となっておられる方だが、そこに至るまでの過程は苦難の連続だったことを、この本を読んで改めて知った(研究の面白さは、そうした困難を補って余りあるほどのものだということも)。だからこそ、本書に出てくるエピソードの数々には重みがあり、それに勇気づけられる読者はたくさんいることと思う。特に研究の世界に興味を持っている学生には良い影響があるに違いない。また、一部の人の進路決定に、この本が重要な役割を果たすことがあるかもしれない(私にもそういう「人生を変えた本」がいくつかある)。そういう意味で、特に若者のために書かれた本とも言えるのではなかろうか。
ちなみに私は既に若者とは言えない歳だが、やはりこの本からはやる気をいただいた。俺も頑張ろうと思わせる、そんな魅力に満ちた一冊。
by isohaetori
| 2012-10-23 20:59
| 本・論文