昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。
by isohaetori
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ナミビア旅行記(3) ナミブ砂漠へ
ナミビア旅行記(2)からの続きです。
1月30日(水)
今日はナミブ砂漠方面へ移動する日である。距離にして約540km、6~7時間はかかる行程だ。
ナミビアの道路地図を見ると、太い道路にはB1やC19というように、BからDまでのアルファベットがついている。Bは完全に舗装された幹線道路で、Cは未舗装の部分もある、やや注意を要する道である(四駆なら走れる)。Dは道幅の狭い完全なダートで、普通車で走るのは危険だ。
この日は大急崖帯を抜けるCルートを走る必要があった。中央高地から海岸沿いの低地へと下る山道だが、タイヤは悪路用の丈夫なものだし、丸山さんの手慣れた運転のため安心していられた。そして次々と現れる雄大な景観には飽きることがない。
山道を抜け、平坦な大地に出た。
シャカイハタオリ Philetairus sociusの巨大な巣があった。
この巣は多数のつがいが住むマンションのようなものである。人の背丈と比べてみると、その大きさが分かると思う。
シャカイハタオリは、シルエットも大きさもスズメによく似ている(スズメも同じハタオリドリ科に属する)。嘴は銀色。この小さな鳥が、これほど巨大な巣を作り上げるとは驚きだ。
筒井さんのジャンプ、100点!
ときどき車を停めては写真を撮っていたので、目的地に着いたのは夜の7時近かった。キャンプ場は営業時間を過ぎていたが、なんとか受付をしてもらえた。一人210ナミビアドルで、温水シャワー、トイレつき。
せっかく買ったガスコンロは不良品で使えなかった! これには困ってしまった。急きょ木炭を買って火を起こすが、全然火力が足りず、生煮えのパスタを食べる羽目に。
暗くなってから見回りをする。なんと、Epiphysaという砲丸のようなゴミムシダマシが見つかった。この近辺で得られたという標本を過去に見たことがあり、ここに来たら絶対に見たいと思っていた虫である。嬉しい。しかしこれ以外はほとんど虫がいない。
前髪のような金色の毛がある。まんまるで艶消しの体がとてもカッコいい。和名はないので、「ホウガンゴミムシダマシ」と勝手に呼んでいる。
(追記: 今度出る本『とんでもない甲虫』で、丸山さんは本種に『マエガミパッツンゴミムシダマシ』と命名した)
あずまやのコンセントから電気をとり、ライトを点灯して虫の飛来を待つことにした。驚いたことに、夜になって間もなく、ライオンコガネが一頭飛んできた。
昨日見た種とは異なり、毛は白く、より密なタイプである。モコモコでとても可愛い。
明日は砂丘へ行くので、早めにテントを張って寝てしまうことにした。野良猫が頻々と現れて、荷物を漁ろうとするので追い返すのに苦労する。セグロジャッカルがテントのすぐそばまでやってきたのには驚いた。野生動物を間近で見られるのは嬉しい反面、狂犬病の怖さもあり、過度の接近遭遇は絶対に避けたいところ。
1月31日(木)
夜のうちにジャッカルがいたずらしたようで、外に置いていた丸山さんの吸虫管が破壊されていた! あちこち探した結果、テントからだいぶ離れたところで発見された。
キャンプ場周辺で見られた、トゲトゲの実をつけるマメ科の植物。Caesalpinia pearsoniiと思われる。実の直径は一円玉くらい。
砂丘へ向かう途中、道端で出会ったオリックス。こんな野生動物がそこらへんを歩いているとは。
そしていよいよ、この旅の大きな目的のひとつであるナミブ砂漠へ。
言葉を失う絶景である。空が青い。何かの錯覚かと思えるほど、とてつもなく青い。真っ赤な砂と真っ青な空の対比が強烈で、よくできたコラージュようだ。砂丘の砂はさらさらで、足が沈み込むので登るのに苦労する。私は脳内がお花畑状態だったので、ほとんど写真を撮っていなかった。以下は筒井さん撮影。
子供の頃から憧れていた、あのナミブ砂漠に立っているという実感がどっと押し寄せてくる。しかし押し寄せすぎて、この状況に気持ちの整理が追いつかない。なんなんだこの凄い光景は。
圧倒的な景観に語彙は完全に失われ、「すごい、すごい」しか言うことができなくなった。この感動を伝えるには一体何を使えばよいのか。私のカメラではあまりにも無力なのは確かだ。
砂丘の斜面を高速で走るゴミムシダマシがいた。丸山さんが走って追いかける。その様子は筒井さんが最高な写真に収めてくれて、今回の旅のハイライトとなった。それについては丸山さんの記事をどうぞ。
着いたのがお昼前だったこともあり、砂丘はすでに灼熱だった。湿度が低いので体感温度はそれほどでもないが、40度以上はありそうだ。汗はかいたそばから蒸発してしまうので、服が汗びっしょりになるということがなく不思議な感じがする。また、暑さのせいか虫が非常に少ない。
良い笑顔の丸山さん。砂漠のドライブは楽しい。
圧倒的な充実感を得て砂丘を後にし、昨夜とは別のキャンプ場へ。テント泊もなかなか良いものである。
しかしこの日は電気が来ておらず、シャワーも使えず、夜間はゲートを閉めてしまうので車も出せないということが夜になってから判明した。仕方がないのでヘッドランプの明かりで敷地内を見回ることにする。
初見の毛深いトックトッキーがいた。
刺されたらやばそうなサソリ。
可愛いヤモリ。
最後にダメでもともとという気持ちで、筒井さんが携帯式のUVライトを点灯。最後の最後にライオンコガネが飛んできた。昨日見たのと同じ、もふ度の高いタイプである。よかったよかった。
ナミビア旅行記(4) に続く。(公開済みです)
丸山さんも旅行記を同時公開中! こちらからどうぞ。
by isohaetori
| 2019-07-06 06:00
| 昆虫採集・観察(陸)