昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


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カテゴリ:本・論文( 27 )

みんな大好きツノゼミ様

最近、丸山さんの「ツノゼミ ありえない虫」を買ったので、晩酌の時や、寝る前などに眺めてはニヤニヤしている。写真が素晴らしく、見ているだけで楽しい。以前丸山さんやケンタロウさんにいただいた標本のいくつかは、この本のおかげで名前が分かるようになった。
とにかく、ツノゼミへの愛であふれた本である。特別虫好きでないという方にも読んでほしいと思う。とんでもないデザインの数々に、きっと驚くんじゃないかな。個人的にはウツセミツノゼミやコケツノゼミがお気に入り。

私のツノゼミ集め(貰ってばかりだけど)はここしばらくストップしていたのだが、この本を読んでからというもの、またムラムラと収集欲が湧いてきた。海外のド派手なやつはもちろんだが、これを機に日本のツノゼミも集めてみようかな。今のところ国内で6種類ほど採っていると思われるので、もう少し頑張ろう。

これは学生時代にケンタロウさんに頂いたツノゼミ。タイ産。Centrotypes属かな。
f0205097_18335362.jpg

結構可愛い顔をしている。
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by isohaetori | 2011-07-13 18:39 | 本・論文

海岸性ハネカクシのニューフェイス

先日出版されたEsakiaの50号に,日本の海岸性ハネカクシに関する論文が二題掲載された.著者はいずれも丸山さん.

Maruyama, M. 2011. New record of the seashore genus Heterota (Coleoptera, Staphylinidae, Aleocharinae) from Japan, with description of a new species. Esakia, (50): 97-104. →PDFダウンロード

本論文により,Heterota属(ウシオハネカクシ属,新称)が日本から初めて記録された.三種を認め,うち一種が新種として記載された.
サンゴウシオハネカクシHeterota arenaria Cameron, 1920 分布:インドネシア[バリ島],シンガポール,日本[石垣島]
ウシオハネカクシH. onorum Maruyama, 2011 分布:日本[神奈川県,千葉県]
キアシウシオハネカクシH. sunjaei Park & Ahn, 2008 分布:韓国,日本[千葉県,神奈川県,和歌山県,島根県]

f0205097_22123393.jpgこの三種は不肖いそはえとりが発見に関わった思い出深い虫であるので,その経緯について少しだけ書いてみたい.
この属のハネカクシを初めて見つけたのは館山市の海岸で,2007年6月のことだった(→その時の日記).『岩礁の岩の間隙』という微環境が海岸性甲虫の重要なニッチであることが分かってきて,独りで海岸を調べ回っていた頃である.もちろん何らかの虫が出ることを狙って探していたわけだけど,まさかこんな見たこともない虫がわらわら出てくるとは思いもよらず,岩場から転げ落ちそうになるほど驚いた記憶がある.
これは面白い虫を採ったと直感したので,当時シカゴの博物館に勤務されていた丸山さんへ即座に送った.これがキアシH.sunjaeiであった.この種はその後神奈川県でも採集することができた.また,島根県からは端山さんが,和歌山県からは河上康子さんが採集された.これは韓国との共通種であり,日本各地にも広く分布しているのだろう.


f0205097_22121360.jpgその後,2009年2月に妻と石垣島に行くことになり,真っ先に頭に浮かんだのはこの属のハネカクシのことであった.本土とはあれだけ離れているのだから,当然別種が生息している可能性があるだろうと踏んだのである.そこで島に着いてからは岩礁と砂浜が同居しているような環境を重点的に探した(→その時の日記).
その狙いは当たっていて,千葉で見てきたものと明らかに同じ属のハネカクシを掘り当てたときは思わず「採ったど~」をやった.これは今回の論文でサンゴH.arenariaと同定された.H. sunjaeiよりも明るい色調であることが多いが,個体変異も結構あり,ゲニを見るのが確実のようだ.
この海岸では他にもトカライソジョウカイモドキの幼虫と蛹,ババチビドロムシ,サンゴチビドロムシ,後翅の退化した属不明のセスジハネカクシなど,素敵な虫をたくさん採ることができ,思い出深い採集となった.


三種目のHeterotaはそういう劇的な出会いではなく,採ってからしばらく経ったタトウの中から見つけ出した.
2008年10月に真鶴岬で海藻を篩い,大量のハネカクシを採集したのだが,その時はマウントすることもなくタトウにしまいこんでしまった.それから一年ほど経ち,海岸性のAleocharaを全部見直すべくその時の採集品をチェックしている時,見慣れぬHeterotaがいることに気がついたのであった.今までに見てきた二種とは明らかに体型が異なり,交尾器も独特だった.こんな顕著な種をソーティングの段階で見落とすなんて! よくよく見なおしてみると,昔館山で採ったH.sunjaeiの標本の中にも一頭だけこいつが混ざっていた.二重の見落としをしていたわけである.ああ恥ずかしい.
で,この見落としていたやつは新種だったと分かり,たいへん光栄なことに,我々夫婦に献名して頂けることになった.虫に名前がつくなんて初めてのこと.もう虫屋冥利に尽きるという感じで大変嬉しい.丸山さんありがとうございました! 


もう一本.
Maruyama, M. 2011. New record of the seashore genus Salinamexus (Coleoptera, Staphylinidae, Aleocharinae) from Japan, with descriptions of a new species. Esakia, (50): 105-114. →PDFダウンロード
Salinamexus属(ハマハネカクシ属,新称)を国内から三種認め,うち一種が新種として記載された.今回報告されたのは以下の三種.
ハマハネカクシ Salinamexus browni Moore & Legner, 1977 分布:メキシコ,日本[島根]
ヒメハマハネカクシ S. hayamai Maruyama, 2011 分布:日本[千葉,島根]
チョウセンハマハネカクシ S. koreanus Jeon & Ahn, 2007 分布:韓国,日本[島根]

新種は発見者である端山武さんに献名された.私はこの三種のうちヒメハマS. hayamaiしか採ったことがないが,この類は潮間帯から潮上帯にかけて見られ,海藻やその下の砂礫を篩いにかけて採集されるようである.さらさらの砂浜ではなく,もっと粒の荒い礫混じりの環境に多いように思う.また,端山さんによればこの三種ともFITに入るそうなので,それなりに飛翔もするらしい.やたら細長い独特の体型をしているので,他属との区別は比較的容易である.
興味深いのはハマH. browniの分布.これはメキシコの海岸から記載された種なのだが,それが遠く離れた日本にも分布するというのは驚きだった.


さて,今回一気に6種の海岸性ハネカクシが日本のファウナに加わったわけだが,いずれも個体数が目立って少ないということはない(はず).論文内では鮮明な写真が示されているので,同定もしやすいと思う.海岸性昆虫は数年前から再びブームになっているようだし,これを機に各地から報告が増えてくるんじゃなかろうか.
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by isohaetori | 2011-03-07 22:36 | 本・論文

別刷届く

f0205097_21441236.jpg仕事がだいぶ忙しくなってきた。あとひと月もしないうちに地獄の繁忙期に突入である。
今年は従業員が次々に辞めてしまい、募集の広告を打っても全然人が来ず、未曾有の人手不足に陥りそうな予感がする。しかも今年に入ってからわが職場は酷いトラブル続き。従業員が夜逃げよろしく失踪しちゃうなんて、聞いたこともない!(笑) 色々と不安だ…。 


帰宅すると、丸山さんからESAKIAの別刷りが届いていた。

鳥の羽のような触角を持つヒゲブトオサムシ(属名はその通りの意味)。超カッコイイ!
Maruyama, M. 2011. Pterorhopalus mizotai (Coleoptera, Carabidae, Paussinae, Paussini), a new genus and species of Platyrhopalina from Sabah, Borneo. ESAKIA, (50): 89-92.

タイ産アリノスハナムグリの新種。
Maruyama, M., Ueno, T., Sakchoowong, W. 2011. Coenochilus thailandicus (Coleoptera, Scarabaeidae, Cetoniinae), a new species of Cremastocheilini from Thailand. ESAKIA, (50): 93-96.

それと、日本初記録の属の海ハネに関する論文二本(新種記載含む)。この海ハネたちは個人的にかなり思い入れのある虫なので、近々論文紹介とともに色々と書き綴ってみたい。丸山さんありがとうございました!


明日は三浦半島で調査&打ち合わせ。早起きせんと。
ウニの寄生貝って採ったことないな…。楽しみ。



今日の落書き:ありづかむし(超適当)。本文とは何の関係もありません。
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by isohaetori | 2011-03-04 21:58 | 本・論文

コガネ図説来たる

朝起きると一面の銀世界.昔なら大喜びするところだけど,この年になると大雪なんか憂欝でしかない.早めに出勤し,午前中いっぱいかかって職場の雪かきをした.あーしんど.自分の家なら放っておくだけだが,客商売なので仕方がない.


帰宅すると,注文していたコガネ図説の3巻が届いていた.評判通りのすごい本だ.
この手の図鑑の凄いところは,「これがあればもう同定できる!」と一瞬思わせてしまうあたりである(実際やってみると,それほど簡単ではないと思う).それはヒラタムシ上科図説でもA先生のホソカタムシ本でも同様である.やはりそれなりの努力と勉強は必要ということだろう.ともあれ,しばらくはこの本を眺めて楽しもうと思う.
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by isohaetori | 2011-02-15 21:11 | 本・論文

古典読み放題

f0205097_2355356.jpg調べものをしていたらBoeving & Craigheadの幼虫本が引っ掛かってきて、今はフリーで見られることを知った。

An illustrated synopsis of the principal larval forms of the order Coleoptera

正体の分からない幼虫を採ったとき、ぱらぱら眺めて科の当たりをつける…程度の使い方しか私はしていないが、それでも十分役に立つ。80年も前にこんな本を書いた著者らは本当にすごい。
私はこれを白黒のコピーでしか持っていないので、こんなシブイ表紙が付いているとは知らなかった。ちょっと原本が欲しくなった。


ところで、これを配布しているBiodiversity Heritage Libraryは、生物学関係の古典的名著を何でも惜しげもなく見せてくれる素晴らしいサイトである(さっき知ったんだけどね)。
ちなみにダウンロード数で堂々の第一位はSnodgrass先生のInsects, their ways and means of livingであった。挿絵がどれも可愛らしくて、眺めているだけでも楽しい。これも欲しいなー。

また、個人的に嬉しかった文献はSeeversのA monograph on the termitophilous Staphylinidae, Coleoptera (1957)。とんでもない形態のハネカクシがわんさか出てきて鼻血が大量に出る。


まだちらっと覗いた程度なので、これからまだまだ面白いタイトルが見つかりそうである。楽しみ。
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by isohaetori | 2011-01-25 23:43 | 本・論文

ナメクジには操作されたくない

f0205097_20554996.jpg久しぶりにSFを読んだ。ハインラインの『人形つかい』。侵略ものとしてはコテコテの古典だが、私はまだ読んでいなかったのだ。しっかりエンターテインメントしていて、期待を裏切らない面白さだった。中身と全然合ってない表紙だけは頂けないが…。

この小説では、人間に取りついて意のままに操る、ナメクジ様の地球外生物が出てくる。この侵略者に対して、世の読者はどんな姿を想像するのだろうか。少なくとも私はナメクジではなく、どちらかというと棘のないつるんとした形から、ツマジロイラガの幼虫みたいなイメージで読み進めた。透明感のあるゼリーっぽい感じ。違うかなあ。
ところで、ハヤカワ文庫のハインライン本は、既にほとんどが絶版になってしまっているようだ。うそっ。ハインラインと言えば三大SF作家の一人ってくらいの巨匠なのに、そんなことってあるか? これからたくさん読もうと思ったのに、悲しい限り。古本屋を巡るか…。

画:いそはえとり
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by isohaetori | 2010-08-18 21:11 | 本・論文

Jacobsoniidae

f0205097_20165432.jpg今日はふと思い立って歯医者に行ってきた。しばらく前から歯に穴が開いていて、非常に鬱陶しかったので治療をお願いしたのである。治療ついでに溜まっていた歯石もバキバキと取ってもらい、まるで自分の歯とは思えないくらいキレイになった。思えば最後に歯医者にかかったのは小学生の時だから、もう十数年ほったらかしだったということになる。肝心の虫歯はあと数回通って埋めてもらう予定。



へんてこな虫、Jacobsoniidaeのリスト。かつてはその所属について色々と議論があったようだ。ここではBostrichiformiaに入れられている。

A World catalogue of the family Jacobsoniidae (Coleoptera)

Jacobsoniidaeは日本では馴染みの薄い名前かもしれないが、世界に広く分布するれっきとした甲虫の仲間である。たいていは1~2ミリ程度で、4ミリを越えるものは稀。リター、菌、朽木などから見つかり、ツルグレン装置やFITなども有効な採集手段であるらしい。そういえば、昨年の鞘翅学会の後の飲み会でこの虫の話題が出たことがあったな…(K本さんにとあるウラ話?を教えてもらった)。この虫、八重山あたりでFITやってる人はそれと知らずに採っていたりして!? …なんて密かに妄想している。誰か日本のファウナに加えてくださいっ! 見つかったら大ニュースですぜ。
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by isohaetori | 2010-02-12 20:21 | 本・論文

Platypsyllus

ここ4年ほどの間に採集してきた海ハネのデータ整理&入力の作業中。こういうルーティンワークは好きでないが、早いうちに県の海ハネリストを投稿したいのでなんとかせねば。

なんとかしなければいけない同定作業もまだ結構残っている。特に私が最も苦手とするAthetaは考えるだに気が重い(得意な人などいるのかと問いたい)。全部同定できれば相当種数を稼げそうだけど、まあ無理だろう。なんか以前にもこんな愚痴を書いた気がするな…。


息抜きにネットで拾った論文読み。ビーバーの外部寄生者であり、奇妙な形態で知られるPlatypsyllus castoris Ritsemaの分布と生態に関する研究。
Peck, S.B.2006. Distribution and biology of the ectoparasitic beaver beetle Platypsyllus castoris Ritsema in North America (Coleoptera: Leiodidae: Platypsyllinae). INSECTA MUNDI, 20(1-2):85-94

ささっと拾い読みした程度だが、なかなか面白い内容だった。
それにしてもこの虫の異形っぷりは甲虫界屈指の奇抜さだと思う。何の予備知識もなしに見たら、どの科に属するのか相当迷うことだろう(ちなみに今はタマキノコムシ科に入っている)。ふと思い立ってBoeving&Craigheadの幼虫本をめくってみたら、これの幼虫がちゃんと描かれていた。なるほど確かにタマキノコっぽい……のかなあ(笑)。このへんは私の勉強不足ゆえ、なんともコメントしようがない。いそはえとりさん、もっと幼虫形態について勉強しましょう! これが今日の結論。
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by isohaetori | 2010-02-09 22:29 | 本・論文

海もの3題

先日届いた甲虫ニュースの,海もの関係の報文3題.

藤原淳一,2009.長崎県におけるババチビドロムシの記録.甲虫ニュース,(168):2.
藤原淳一・河上康子・沼田京子,2009.五島列島で採集した海岸性甲虫の記録.(168):5-8.
藤原淳一・沼田京子,2009.長崎県におけるエゾケシガムシの記録.(168):14.
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by isohaetori | 2010-01-25 22:31 | 本・論文

読書三昧

この年末年始の長い休みで、久々にまとまった量の本を読むことができた。なにしろ年末は家に缶詰状態で、しかも私はテレビを一切見ない人間なので、必然的に本か虫を相手にすることになるのだ(暗いな)。
以下、その読書内容(一部)。


吉村昭「破獄」(新潮文庫)……実在した囚人の超人的な脱獄っぷりを描いたものだが、戦前から戦後にかけての日本の風景を描いた作品として読んでも面白い。たしかこの囚人佐久間の脱獄劇は、昔テレビの伝記番組で取り上げられたことがあるようなないような…。子どもの頃、何かの番組で観た記憶がある。

同、「羆嵐(くまあらし)」(新潮文庫)……戦前の北海道で実際に起きた事件を描いたノンフィクション。山間の集落がヒグマに襲われ、6人の男女が殺された。ヒグマの圧倒的な力に住民はなすすべがなく、読んでいて本当に怖い本だった。クマなめてました。

天沼春樹(文) 大竹茂夫(絵)「アリストピア」(パロル舎)……妻からの頂きもの。冬虫夏草画家(?)としても有名な大竹画伯の作品とあって、いそはえとりさん大喜び。シュールな絵は好みが分かれそうなところ。

佐藤満彦「ガリレオの求職活動 ニュートンの家計簿」(中公新書)……大学生の頃に買って、ろくに読まずに本棚で眠らせていたもの。放置しすぎ。

柳田国男「日本の伝説」(新潮文庫)……柳田先生の素晴らしい文章に涙が出る一冊。なんて美しい、やさしい日本語なんだろう。「地名の研究」(角川文庫)もついでに読んだ。こちらも面白い。柳田先生、一生ついて行きます!

志賀直哉「小僧の神様・城崎にて」(新潮文庫)……志賀直哉は私がもっとも崇拝する作家のひとりである。これは常に私の本棚にある短編集で、折に触れ繰り返し読む一冊。表題の二編は言うまでもないが、個人的には「赤西蠣太」も好き。話は変わるが、若かりし頃の志賀直哉はスポーツにも秀でた結構なイケメン(死語)である。

佐野三治「たった一人の生還 -「たか号」漂流二十七日間の戦い-」(新潮文庫)……高校生の頃一度読んだはずなのだが、読み返したくなって近所のブックオフで買ってきた(@105円)。漂流とか遭難とか、私はそういったテーマの本が結構好きなのだ。

「日本の詩歌17」(中央公論社)……全30巻からなる叢書のうちの一冊。堀口大学の詩が入っていたので図書館で借りてきた。この人、言葉選びの感覚が尋常じゃなく、もう天才としか言いようがない。ひたすら敬服。

吉田戦車「スカートさん」(エンターブレイン)……中学生的な下ネタ満載で面白い。しかし「伝染るんです。」や「ぷりぷり県」の面白さにはかなわなかった。


こうして振り返ってみると支離滅裂なセレクトで、読み散らかしたという表現がぴったりくる読書生活であった。ちなみに今は野中健一「民族昆虫学 -昆虫食の自然誌-」(東海大学出版会)というのを読んでいる。これを読むと虫を食べたくてしょうがなくなる…というわけではなさそうだが、なかなか面白い。
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by isohaetori | 2010-01-05 23:11 | 本・論文