昆虫、特に甲虫を中心とした生き物ブログ。ビーチコーミングやガラスびん収集についても書いています。


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タグ:ハネカクシ科 ( 32 ) タグの人気記事

クロシオウミハネカクシ

昨日は三浦半島へ調査に行っていた。懸案のハネカクシは何とか1♂を得ることができ、一安心。数が少ないのは、やはり時期外れだからだろう。来年の春以降に期待したい。

せっかく磯に来たのだから…というわけで、岩礁で暮らす虫を探しては撮影の練習をした。これはクロシオウミハネカクシDiaulota pacifica。真の潮間帯性ハネカクシで、潮をかぶるような岩礁の岩の隙間や、岩に固着したヒトエグサの周辺などで生活している。今の時期は完全に越冬モードで、岩の表面を出歩くことはない(ようだ)。
f0205097_2139578.jpg

体長は2ミリちょっとなので、私の機材では画面いっぱいに撮ることはできない。この写真は少し引いて撮った写真を切り出している。しかし、被写界深度が浅いので腹部はボケボケ、ストロボの当て方が悪いので体の下は真っ暗…という、かなり残念なカットになってしまった。虫の姿勢も微妙だし。もっと工夫して撮る必要がありそうだが、ひたすら歩き回る微小なハネカクシを撮るのはなかなか難しい。
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by isohaetori | 2011-12-01 21:52 | 昆虫採集・観察(海)

カタモンハネカクシ

一昨日の調査で見つけた海岸性甲虫、カタモンハネカクシLiusus hilleri。(短報云々と書いたのはこの種ではありません、念のため)
f0205097_22345410.jpg

体長15ミリを超える、本土で見られる海ハネの中では最大級の種。この個体は真っ黒だが、鞘翅の赤いタイプも見られる。場所によっては急速に数が減っているようで、海岸の環境をみる上で、一種の指標になる虫かもしれない。


合間をみては白バック写真の練習をしているが、やはり一筋縄ではいかない…。試行錯誤あるのみ!
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by isohaetori | 2011-11-27 22:49 | 昆虫採集・観察(海)

季節外れの?結婚飛行

引きこもって作業をするつもりだったが、予定変更。天気が良くなるという予報を信じ、朝から隣町の公園に出向いた。


午前10時。クサアリモドキのコロニーが騒がしい。見ていると、サクラの根元に空いた巣口から、翅アリがわらわらと這い出し始めた。結婚飛行のようだ!

12時のサイレンは鳴っていないが、あとからあとから出てくるわ、出てくるわ出てくるわ。
f0205097_19292114.jpg

正午近くから陽が差し始め、女王と雄アリが次々に飛び立ってゆく。
f0205097_19293839.jpg

他のアリを踏み台にして飛び立ってゆく。
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足元では、居候のハネカクシが雨水を飲んでいた。
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夕方には、翅蟻はすっかり姿を消していた。

クサアリモドキは7月に飛ぶものだと思っていたが、なぜこんな時期に!? ちょっと驚いた出来事であった。
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by isohaetori | 2011-10-06 19:41 | 昆虫採集・観察(陸)

三浦半島調査(2)

疲れていたのか、朝起きると既に7時半を回っていた。もっと早起きするつもりだったのに…。久々にTVKの「sakusaku」を見て、やはり黒幕さんは素晴らしいとの思いを新たにした。


まずは昨日ハネカクシを採集した地点Cへ向かい、採集の続き。しかし駐車場に置いた車に吸虫管を忘れるという痛恨のミスを犯し、効率は上がらなかった。この私の忘れっぽさは生まれ持った才能としか思えない。

場所を変え、潮が引き始めた岩礁でハネカクシ採集。岩礁わきの砂を掘り、ナギサハネカクシの一種を得た。この属としてはかなり大型なうえ、最も普通に見られる種なのだが名前がわからない。おそらく未記載種であろうと思っている。

昼を過ぎたところで川島さんから電話があり、合流。地点Dへ向かう。
ここでは懸案であったムシヒキアブをあっさりと発見。しかし押さえておきたかったゴミダマは見つからず…。砂深く潜っているのであろうか。ヒョウタンゴミムシはどれもピカピカで、新成虫が多い季節なのかもしれない。
この浜では最後に良い海藻溜まりを見つけ、存分にハネカクシを採集した。三浦半島初の種も出て、なんとか役目を果たせた気になった。帰宅後のソーティングが楽しみである。発表前なので、あまりこまごまと書けないのがつらい。


日が傾いてきたところで、この二日間にわたる半島の調査はおしまい。海ハネは夏枯れ状態で、得られたサンプルは数百頭程度ではあったが、生息が予測される種はそこそこ出そろってきた感がある。原稿の締め切りは10月中とのことなので、それまでにはもう少しデータを揃えておきたいところ。お忙しいなか、ポイントを案内して下さった川島さんには厚くお礼申しあげます!
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by isohaetori | 2011-09-14 23:55 | 昆虫採集・観察(海)

海岸性ハネカクシのニューフェイス

先日出版されたEsakiaの50号に,日本の海岸性ハネカクシに関する論文が二題掲載された.著者はいずれも丸山さん.

Maruyama, M. 2011. New record of the seashore genus Heterota (Coleoptera, Staphylinidae, Aleocharinae) from Japan, with description of a new species. Esakia, (50): 97-104. →PDFダウンロード

本論文により,Heterota属(ウシオハネカクシ属,新称)が日本から初めて記録された.三種を認め,うち一種が新種として記載された.
サンゴウシオハネカクシHeterota arenaria Cameron, 1920 分布:インドネシア[バリ島],シンガポール,日本[石垣島]
ウシオハネカクシH. onorum Maruyama, 2011 分布:日本[神奈川県,千葉県]
キアシウシオハネカクシH. sunjaei Park & Ahn, 2008 分布:韓国,日本[千葉県,神奈川県,和歌山県,島根県]

f0205097_22123393.jpgこの三種は不肖いそはえとりが発見に関わった思い出深い虫であるので,その経緯について少しだけ書いてみたい.
この属のハネカクシを初めて見つけたのは館山市の海岸で,2007年6月のことだった(→その時の日記).『岩礁の岩の間隙』という微環境が海岸性甲虫の重要なニッチであることが分かってきて,独りで海岸を調べ回っていた頃である.もちろん何らかの虫が出ることを狙って探していたわけだけど,まさかこんな見たこともない虫がわらわら出てくるとは思いもよらず,岩場から転げ落ちそうになるほど驚いた記憶がある.
これは面白い虫を採ったと直感したので,当時シカゴの博物館に勤務されていた丸山さんへ即座に送った.これがキアシH.sunjaeiであった.この種はその後神奈川県でも採集することができた.また,島根県からは端山さんが,和歌山県からは河上康子さんが採集された.これは韓国との共通種であり,日本各地にも広く分布しているのだろう.


f0205097_22121360.jpgその後,2009年2月に妻と石垣島に行くことになり,真っ先に頭に浮かんだのはこの属のハネカクシのことであった.本土とはあれだけ離れているのだから,当然別種が生息している可能性があるだろうと踏んだのである.そこで島に着いてからは岩礁と砂浜が同居しているような環境を重点的に探した(→その時の日記).
その狙いは当たっていて,千葉で見てきたものと明らかに同じ属のハネカクシを掘り当てたときは思わず「採ったど~」をやった.これは今回の論文でサンゴH.arenariaと同定された.H. sunjaeiよりも明るい色調であることが多いが,個体変異も結構あり,ゲニを見るのが確実のようだ.
この海岸では他にもトカライソジョウカイモドキの幼虫と蛹,ババチビドロムシ,サンゴチビドロムシ,後翅の退化した属不明のセスジハネカクシなど,素敵な虫をたくさん採ることができ,思い出深い採集となった.


三種目のHeterotaはそういう劇的な出会いではなく,採ってからしばらく経ったタトウの中から見つけ出した.
2008年10月に真鶴岬で海藻を篩い,大量のハネカクシを採集したのだが,その時はマウントすることもなくタトウにしまいこんでしまった.それから一年ほど経ち,海岸性のAleocharaを全部見直すべくその時の採集品をチェックしている時,見慣れぬHeterotaがいることに気がついたのであった.今までに見てきた二種とは明らかに体型が異なり,交尾器も独特だった.こんな顕著な種をソーティングの段階で見落とすなんて! よくよく見なおしてみると,昔館山で採ったH.sunjaeiの標本の中にも一頭だけこいつが混ざっていた.二重の見落としをしていたわけである.ああ恥ずかしい.
で,この見落としていたやつは新種だったと分かり,たいへん光栄なことに,我々夫婦に献名して頂けることになった.虫に名前がつくなんて初めてのこと.もう虫屋冥利に尽きるという感じで大変嬉しい.丸山さんありがとうございました! 


もう一本.
Maruyama, M. 2011. New record of the seashore genus Salinamexus (Coleoptera, Staphylinidae, Aleocharinae) from Japan, with descriptions of a new species. Esakia, (50): 105-114. →PDFダウンロード
Salinamexus属(ハマハネカクシ属,新称)を国内から三種認め,うち一種が新種として記載された.今回報告されたのは以下の三種.
ハマハネカクシ Salinamexus browni Moore & Legner, 1977 分布:メキシコ,日本[島根]
ヒメハマハネカクシ S. hayamai Maruyama, 2011 分布:日本[千葉,島根]
チョウセンハマハネカクシ S. koreanus Jeon & Ahn, 2007 分布:韓国,日本[島根]

新種は発見者である端山武さんに献名された.私はこの三種のうちヒメハマS. hayamaiしか採ったことがないが,この類は潮間帯から潮上帯にかけて見られ,海藻やその下の砂礫を篩いにかけて採集されるようである.さらさらの砂浜ではなく,もっと粒の荒い礫混じりの環境に多いように思う.また,端山さんによればこの三種ともFITに入るそうなので,それなりに飛翔もするらしい.やたら細長い独特の体型をしているので,他属との区別は比較的容易である.
興味深いのはハマH. browniの分布.これはメキシコの海岸から記載された種なのだが,それが遠く離れた日本にも分布するというのは驚きだった.


さて,今回一気に6種の海岸性ハネカクシが日本のファウナに加わったわけだが,いずれも個体数が目立って少ないということはない(はず).論文内では鮮明な写真が示されているので,同定もしやすいと思う.海岸性昆虫は数年前から再びブームになっているようだし,これを機に各地から報告が増えてくるんじゃなかろうか.
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by isohaetori | 2011-03-07 22:36 | 本・論文

ハードコア好蟻性ハネカクシ

高度な社会性昆虫であるアリ類に依存した生活をする(好蟻性)昆虫は数多いが,特にその多様性の高い分類群はハネカクシ科甲虫であると考えられる.アリの社会への依存度は種によってさまざまで,中にはアリのコロニーで生活することに高度な特殊化を遂げ,寄主であるアリから直接給餌されるまでになった妙なやつもいる.そんな好蟻性ハネカクシの中でも特におかしな奴を以下に紹介したい.

まずはLomechusa emarginata(チェコ産).季節に応じて,ヤマアリ属Formicaとクシケアリ属Myrmicaの巣を行き来していると思われる.こういう季節ごとの寄主転換という性質は,どういうきっかけと道筋で進化してきたのだろうか.不思議だ.
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Lomechusoides strumosus (スロバキア産).これはヤマアリにつく種.
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この仲間は日本の高地にもいて,このタカネアリノスハネカクシL. suensoniもヤマアリ類の巣から採れるという.これは頂き物.
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この類はいずれも腹部に怪しげなtrichome(毛茸)がもさもさと生えており,いかにもアリをメロメロにする物質が分泌されていそうである.聞くところによると,こいつらは普段アリさんから口移しで餌を食べさせてもらっているらしい.その幼虫も同様にホストのアリから給餌を受けており,時にはアリの幼虫を食うことさえあるそうである.こういうキテレツな生態,ちょっと見てみたい気がする.『蟻マシン』でアリごと飼えるだろうか….それ以前に,まずはこのハネカクシを採らなければ話にならないんだけど.
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by isohaetori | 2011-02-18 22:01 | 標本

干潟で採集

今日はとある干潟で海ハネ採集をした。目的のナギサハネsp.5はまったくかすりもせず、大量のsp.3を採集したにとどまった。sp.2は少々採れた気がするが、肉眼ではちょっと確信が持てない。明日ソーティングして確かめよう。
これは水底をかき回すと浮いてくるハネカクシの様子。
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彼らの体表の撥水加工は完璧で、水面に易々と浮かぶことができる。よく見ると脚で水面に立っているやつもいて、気温が高いと水面からいきなり飛んで逃げたりする。器用なやつ…。


海ハネにはそれほど恵まれなかったが、今日はなかなか素敵なびんを拾うことができた。それについてはまた後日!
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by isohaetori | 2011-01-12 23:55 | 昆虫採集・観察(海)

初採集2011

今年最初の海モノ採集をすべく、川島さん、浅野さん、私の三人で神奈川県の某海岸へ行ってきた。農大(OB)軍団である。結果はそれなりに良く、それぞれに目的の虫を採集できた。2011年、幸先の良いスタートと言える。

しかし潮間帯性ハネカクシの数は先月行った時に比べると減っていて、私の目当てだった種は得られなかった。やはり真冬は少なくなるようだ。彼らが一体どこで越冬しているのか不思議である。

写真は海岸の礫をひっくり返して見つけたLathrobiumの一種(海岸性ではない)。サキアカナガバハネカクシL. partitumかな? と思うが、正直なところ自信なし! もし間違っていたらこっそり教えてください。
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今日は採集だけでなく、色々と面白い情報を交換することができて有意義だった。またやりましょう!
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by isohaetori | 2011-01-03 23:55 | 昆虫採集・観察(海)

サビハネカクシ

今日は妻とともにびん&虫探し。久々に曇りがちで過ごしやすく、暑さでバテることがなかったのは幸いだった。途中で木更津のmaroneさんに寄って食事。

今日は「びん運」に見放されたのか、あまり収穫がなかった。びん拾いとはいかに良いポイント(昔のごみ捨て場ともいう)を発見できるかにかかっているので、やたらに歩いたところで見つかるとは限らないのだ。このへんはある種の昆虫採集に通じるものがある。

今日見かけた虫、サビハネカクシOntholestes gracilis
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とある神社で、犬の落とし物(婉曲な表現)の周辺にたくさんいるのを見つけた。といっても、彼らは糞そのものに用事があるわけではなく、それにたかるハエを襲って食うのである。今日見たところでは、10匹ほどいたこのハネカクシのうち、半数以上がキンバエを抱え込んでバリバリ食っていた。ファインダー越しに音が聞こえそうなくらい凄い齧りっぷりで、なかなかスプラッタな光景だ。
この写真はそれほどグロくないカットを選んだつもりだが、それでも苦手な人にはきついかも? ゴメンナサイ。>非虫屋のみなさま
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by isohaetori | 2010-08-19 20:44 | 昆虫採集・観察(陸)

アリさんには多大なるご迷惑をおかけしました

後出しネタです。

昨日の採集で出会った、好蟻性と思しき大型のアリヅカムシ。とあるアリの巣を暴いて得たのだが、体長は3ミリ以上と、なかなか存在感がある。
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帰ってから検してみると、どうもBatrisodellusっぽい。確かこの属にはアリの巣に入るやつが何種類かいたはずだ。しかし知識&資料不足ゆえこれ以上のことは不明…。情けなや。
情けないといえば、このアリヅカのホストを採集し損ねたこともかなり情けない。いや、何匹かビンに入れたつもりだったのだが、帰ってみると一匹も入っていなかったのである。ドジだなあ…。まあ、肉眼でも同定できるようなアリだったので別にいいのだけど。
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by isohaetori | 2010-06-06 22:02 | 昆虫採集・観察(陸)